内容説明
元の主人を殺めた咎で斬首を待つ商人は冤罪ではないか――調べを進めれば進めるほど淳之助にはそう思えた。しかし、事を明らかにすることは、商人を捕らえ、取り調べた先輩同心を敵に回すことにもなる。逡巡の末、淳之助は無辜の命を救う決断をするのだが……。好評シリーズ第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
46
駆け出し同心・鈴原淳之助「恵方の風」2巻。、勢津さんと、茜さんに知恵と勇気をもらい淳之助さんなかなかやるな~、なんだかんだと言ってもベテラン繁蔵親分も協力して一件落着。それにしても与力八重樫力弥の行動が気になるな~、次巻を楽しみに。2014/03/12
あかんべ
7
駆け出しってつらい。手下であっても年長で、経験豊富なら下手に出て気を使う。でもそれで事件が解決できれば。でも北を敵にまわさなくとも、手柄をゆずって相手に花をもたせるってことをした方がいいと思った。2016/08/25
カバン
7
周りの女性やベテラン岡っ引きのフォローのおかげで、自分の正義を貫けることが出来た主人公。父親の仇の捜索も一進一退で、先が気になります。2014/12/08
高橋 (犬塚)裕道
6
星3.5。肝心の事件の探索は全く進まないが、今回の事件については単独で読んでも面白いと思う。茜と勢津、八重樫など気になるのでこの先も読もう。2023/11/13
めにい
3
常に弱い者の味方になりたくて、正義を貫きたくて。そんな男はいっぱいいるけど、権力に立ち向かう強さを持った者はなかなかいない。周囲の人たちに助けられてまっすぐな道を進もうとする主人公。誰からもアドバイスをもらう謙虚さも好ましい。2015/03/04
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