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内容説明
魔都上海で閻王と恐れられたひとりの拳法家がいた。彼は義と友を重んじる上海裏社会の組織“青幇”のため、敵対する“紅華会”の幹部を皆殺し、姿を消した。それから数年。清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀は閻王を見つけ出し、禁衛隊に加えるため日本に向かっていた。その船には閻王を知る男、元青幇の李永健も毒見役として乗船していた。日本に着いた李は冴えない教師、霞拳志郎に出会う。そう拳志郎こそがかつて閻王と呼ばれた男であり、第62代北斗神拳伝承者だったのだ。李との再会を喜ぶ拳志郎だったが李のもたらした報せは衝撃的なものだった。上海で紅華会が力を盛り返し、青幇の幹部が皆殺しにされたというのだ。その中には拳志郎の親友、潘光琳そして彼の妹であり拳志郎が愛した玉玲もいた。拳志郎は亡き友、恋人のため再び地獄と化した魔都上海に戻ることを決意する。そこに運命と言える出会いや宿命の戦いが待ち受けていることを拳志郎は知る由もない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜(いざよい)
5
北斗神拳の正式な継承者として、天授の儀に臨んだ拳志郎。西斗月拳との過去、あらゆる前世を見た拳志郎はついに美福が自分の母親である事に気付いた。天授の儀を終えて余韻に浸る拳志郎だったが、拳志郎を付け狙うヤサカが着々と忍び寄る。空海やら信長やら、世界の中心にはいつも北斗神拳があった…という展開がインパクト大。果たしてヤサカとどうやって決着を付けるのか。2016/09/13
HITO
2
天授の儀終了。そして勾玉とな?2018/04/06
OCEAN8380
2
拳志郎と母との再会は感動した。空海、信長カッコよすぎ。2015/08/11
中井
1
嘘みたいに早く読み進められる。おもろい。2022/12/22
ひろたん
1
再読。2018/05/26