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内容説明
宮廷ロマンスは、こんなに切ない――。初懐妊中の二条(にじょう)は、実父の死後、いまの夫であり育ての父でもある後深草院(ごふかくさいん)への情と、幼なじみであり初恋の人でもある実兼(さねかね)様への想いとの間に生きておりました――。ミステリー多き古典女流文学『とはずがたり』を、海野つなみが独自視点を交えてコミック化!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
15
実兼さまの顔が見分けられるようになってきたけど、不倫だけじゃなくて、ドロドロすぎる・・・。ちょっとは断ろうよ二条。2015/06/13
ちぇしゃ
12
古典を現代の言葉で書くとき、漫画にせよ小説にせよ、その時代の世界観をどう理解しやすく表現するか、短歌の扱いとその表現をどうするかその作品の腕の見せ所であり、生命線な気がするのだけど、海野さんなりの解釈もきちんと盛り込まれてるけど、どうにもそれが合わなかった。どうにも二条が薄っぺらく軽率にみえてしまう。好みの問題ではあるのでしょうけど「とはずがたり」へそれなりに思い入れがあるために、残念無念。2018/11/02
ツキノ
6
初恋の人、実兼に言い寄られ、御所様を慕いつつも揺れ動く吾子。女は男に翻弄される、というのはこの時代をよく表しているような気がする。じつは男たちが吾子に翻弄されているのかもしれないけれど。2012/04/29
まい
5
身重だというのに実兼が強引にきてしまい、御所様を裏切るかたちに。1巻ではおとなしくしていた実兼だけど、なぜにこのタイミングで!二条も何だかんだ流されっぱなし。子供はかわいそうだったな~。せっかく産んだのに、幼くして亡くなってしまうなんて。実兼との子はあっという間に連れて行かれてしまったけど、将来はしっかりしていろようで良かった。2014/12/30
はなうさぎ
4
1巻を電子書籍で無料で読み返し、勢いにのって全巻読み返し。この時代の人の貞操観念というのは今とはちょっと違っていて、他の男とちぎるのがNGというのは、武士の方から入ってきた文化で、鎌倉時代初期は貴族の文化と武家の文化の衝突がけっこうあった…とかいうのをどこかで読んだ。とはいうものの、やはりちょっとなー、とは思う。さて、実兼様の書いたものを以前茶道の展覧会で見た。のびやかなおおらかな字で、なるほど大物だったのねー、と感動しました。2016/10/09




