内容説明
凍てつく冬の早暁、駒城下屋敷に銃声が轟き、凱旋式典の残滓を纏う皇都に軍靴の響きが。五将家の雄・守原が起ったのだ。皇宮を抑えた蹶起軍は玉体を手中にし市街を制圧。その“義挙”は完遂目前となった。唯一、暗殺者どもを撃退した近衛中佐・新城直衛を除いて……。鮮血で刻まれる歴史がいま幕を開ける! 大河戦記第8巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
31
八巻。クーデターという大きな事件は起きたものの、話はそこまで。第二章は前日譚か。次巻に約束されている猛反撃を期待して待ちます。2015/02/26
ぺぱごじら
18
守るも攻めるも『御国の御為』、敵を国内に迎えた危機の最中に全く始末に終えない連中。ただそれは究極的には『たった一人の冴えない風体の少佐を守るため(殺すため)』に収束するのだから闘って死ぬ兵隊はやりきれない(苦笑)。ところでその冴えない風体の少佐がその時一番悩んでいたことは…。添え物の短編は、珍しくユーモアのないガチ戦闘。皇国の繁栄ぶりがよく伺えるお話。2015-242015/02/23
ねね
14
わーい、新城のターンだー!と喜んだのもつかの間、第2章「逆賊と蕩児」では時系列巻き戻ってますがな!!まさかの蹶起戦前夜を別視点からもう一回書くとは…さすが、ねちっこい描写が味の佐藤先生だなあ!と驚きつつも、満足を覚えます。水軍の戦いも見られて満足!専守防衛って、まあ相変わらず素敵な諧謔でよろしいです。「我に天佑なし」も面白かった。いよいよ次巻は皇都が炎上するか?2015/03/08
鐵太郎
13
皇紀586年13月5日、蹶起部隊はついに蜂起します。これは、守原家の主張する義挙であるのか、反乱であるのか。勝利を得たものがそれを評価することに。─「戦争を楽しませてくれるから? いい加減になさい! いいこと、戦争っていうものはね、自分でするものじゃないわ! せっかく五体満足に生まれついたにもかかわらず、望んで人殺しをしたがる莫迦や阿呆にやらせておけばいいのよ! あなたのお大事な新城中佐殿のような莫迦や阿呆に!」─ しかし、時はせまる。戦いは起こる。さあ、どうする? ─既刊最後まであと一巻か、ちぇ。2015/02/25
本の蟲
10
最終巻だけの話のような気がしていたが、4、5巻あたりから皇都がきな臭く7巻で決起。漫画にもなった北嶺撤退戦と、ラストシーンだけ記憶に残ってる再読の身からすると「クーデター騒ぎってこんなに長かったっけ?」という印象。同時に相手の狙いも戦術も把握していたのに関わらず、様々なしがらみから後手にまわらざるを得なかった新城の反攻が、意外にも綱渡りだった事実を実感する。シリーズ冒頭では忘れられつつある過去の軍神。新城が皇国の軍事を掌握するまでのプロローグ。いよいよ次巻で完結2026/04/04




