角川文庫<br> 朱鷺の墓 下

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角川文庫
朱鷺の墓 下

  • 著者名:五木寛之【著者】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • KADOKAWA(2015/03発売)
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  • ISBN:9784041294444

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内容説明

日露戦争間近の明治38年、金沢に捕虜として収容されたロシア士官イワーノフ少尉と宿命的な恋に落ちた花街の美貌の芸妓氏染乃。二人を待ち受けたのは偏見と迫害、そして愛する者との別離という運命だった。

※本書は、『朱鷺の墓』上、中、下(新潮文庫、一九八二年)を上下に二分冊したものが底本です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまうさ

3
朱鷺の墓イコール染乃やイワーノフのような美しく優しい人々の存在を許さなかった戦前の日本ーーーということなのでしょうが、作者は元々左翼だからなあ。私にはよっぽど昔の方がもののあはれがあったように思えるけど。2014/03/18

Nick Carraway

2
今、静かな感動と、虚しい気持ちにとらわれている。なんと美しい物語であったことか。なんと残酷で無慈悲な物語であったことか。人間が生きていくことの哀しさや喜びは、この物語のようなものなのかもしれない。染乃とイワーノフに安住の地はなかった。流浪の中でたどり着いた染乃の故郷金沢が、イワーノフとの別れの地となったのは遺憾だ。染乃は強すぎて、時にはなぜイワーノフと不安を共有せず、一人で背負うのか、とも思う。五木寛之の描く金沢は、美しい土地ではない。怨みと血と涙の染み込む厭うべき地だ。それもまた真実の金沢なのであろう。2024/11/10

Galilei

2
発表されて間もなく読みました。独自の露文の香りに新風を感じ、見たことのない北陸の古都・金沢に憧れました。

midokame

2
★★★★★

TB

2
★★★★上下巻読了。 30年も前の高校時代に1度、大学生で2度読んだ大好きな作品で、ずっと好きな小説ベスト3に入っていた作品。 だったが・・・・ やっぱり感性も歳とともに変わるし、世の中の嫌なものもこの歳なりに見てきたせいか、素直に感動しなかった。 「そんな都合よく、危機を救う善人は現れないよ~~」と冷めて読んでしまった。 でも世界中を舞台に壮大なスケールで描かれる五木ワールドは面白い。ぐんぐん引き込まれる。 2013/10/26

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