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内容説明
ちょっとした超能力が使えるのが取り柄の南丸こと、ナン丸はある日、知り合いでもない民俗学の教授・丸神から呼び出しを受けた。だが丸神は調査のため「丸神の里」へ行ったきりで戻っておらず、残された研究生からは「教授とナン丸は、同じルーツを持つらしい」と告げられ、心当たりを尋ねられた。だが何も知らない――。いっぽう「丸神の里」東北の丸川町では、殺害方法のわからない猟奇事件が起きた。失踪した丸神教授の研究内容と足取りを追って、丸神ゼミとナン丸は「丸神の里へ」おもむくが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
180
この謎の能力の由来を探る作品。どんどん夢中になって読めた。手が届く、窓が開くの能力の意味を知りたい。2017/09/16
ムッネニーク
55
103冊目『七夕の国 1』(岩明均 著、1997年8月、小学館)※デジタル版 「物体に小さな穴を開ける」という超能力を持つ大学生ナン丸が、自身のルーツである「丸神家」の謎に迫るSFミステリー。まだまだ物語は始まったばかりでその全容は杳としないが、横溝正史的な”不気味な田舎”という舞台設定がスリルを誘う。 〈ちょわああぁあぁ〉2024/07/31
かおりっくま
10
息子が友達に貸してたのが返ってきたので再読。いやホントに面白いわ。2017/11/07
eira440
8
物質に穴を開けることのできる超能力を中心に回るSFミステリー。蓮コラみたいな感じで少し穴がトラウマにならなきゃいいなと思いつつも、導入段階ですぐに引き込まれた。岩明先生の緻密に計算し尽されたストーリー展開とミステリーは合うだろうなぁというのが読む前からの印象だったので、序盤は期待通り。この作者特有のコミカルなキャラ同士の会話も相変わらずで、凄く読みやすい。次巻以降はミステリーとしての面白さが出てくるのだろうと思うとワクワクする。2015/09/27
645
8
この人の漫画はやっぱり不思議な魅力が有る。地味ではあるが、しかっりとした根幹がある骨太の話が面白いですね。戦国時代の合戦の場面から始まり、超能力と田舎の信仰とを話に絡めてミステリアスな雰囲気を醸し出しています。この能力を扱える者の異形さは一体?能力者の謎や、今起きている事件の真相が気になる。その鍵を握るのは丸神先生に違いない、いち早くその姿を捉えたい所ですね。ボケッとした主人公が事の深層に迫って行く感じは何とも不気味、だけどクスッと笑える描写も多く何とも岩明均らしい。幸子さんも可愛くて良いですね(笑)2014/06/12
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