文春新書<br> 韓国「反日」の真相

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文春新書
韓国「反日」の真相

  • 著者名:澤田克己
  • 価格 ¥794(本体¥722)
  • 文藝春秋(2015/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166610075

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内容説明

過激化する韓国の反日活動はとどまるところを知らない。
しかし、その一方で、村上春樹や東野圭吾は人気小説ベスト5にランクインし、推理・ホラー部門の販売数量の実に44%を日本の書籍が占めている。
ユニクロも、日本産ビール・日本酒も、日本風居酒屋も「メイド・イン・ジャパン」は大人気だ。

こうした二面性はなぜ生まれたのか?
なぜ韓国人の心理や行動は理解しがたいのか?
それは韓国人独特の意識構造に深く根ざすものだった──。

反日ロビー活動から中国コンプレックスまで、新聞コラムで「韓国で取材していて『うんざりだ』と思うことが多くなった」と書いたソウル支局長が「真実のコリア」に迫る。
気鋭のジャーナリストによる全く新しい韓国論の登場。

【目次】

はじめに

第一章 自覚なき反日
見えない「反日」/不買運動とユニクロ/慰安婦問題の「国際化」

第二章 「正しさ」とは何か
国際約束より「正しさ」/毎月出る違憲判決/慰安婦と鉤十字

第三章 反日の暴走
強者への甘えと反発/半分だけの「世界」/ 趣味の世界だけになった日本留学

第四章 大国にはさまれた悲哀
認めてもらえないことへの不安/世界の中心に立ちたい /ハングル普及の夢

第五章 中韓接近の心理
逆転した対中意識/新たなキーワード「人文」/韓国取り込みに走る中国

終章 韓国に幻想を抱いてはならない

あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

36
数多い韓国がらみの本の中で、すっきり理解できる良書だと思う。「ゴールポストを動かす」と言う日本の批判に対して、法律より儒教的道徳観を重視する国民性、1980年代の韓国民主化により民主化以前の約束事は見直すべきという風潮、等を提示する。「うんざり」と筆者も言いつつ、相手を知った上での処方箋の有り方を説く。今や日本は、「反日」ですらなく「脱日」の存在だそうな。両国とも外交問題を政治利用しすぎで不幸な関係に陥っているが、感情的対応から戦略的対応にシフトしなけばならない至極当たり前のことを本書は教えてくれる。2019/10/22

ntahima

31
実は反日がよく分からない。因みに嫌韓も今一不明。単なる無知か?私は全ての二分法的レッテル化に反対する。表題から著者なりの定義を期待したのだが。いきなり第1章が“自覚なき反日”となっているが自覚には強弱2つの意味があるのでどちらの意味で捉えるかによって読後感がかなり変わってくる。取り敢えず弱を選択。第2章“「正しさ」とは何か”は私自身違和感を覚える主題であるがどちらが正しいかではなく両国の認識ギャップについて知っておいて損はない。但、この件なら小倉紀蔵氏がより詳しい。結)知人に身銭を切って買えとは言い難し!2015/04/12

那由田 忠

19
韓国大統領サイトに文さんの8月演説があり、北との統一で日本を凌駕すると言っていてびっくりした。この本を読んでいたら、もう日本に追いついてすぐ追い抜ける自信があるとわかっていただろう。彼らなりの「正義」をすごく重視するので、特に日本攻撃を意識せず「反日」をしているようだ。今年夏貿易管理強化への反発は、彼らの先進国プライドを日本が意図的に潰し、経済戦争をしかけたと受け止めたからだと理解できる。政府官僚が誰もこの本を読まず、韓国人を理解していなかったのが日韓紛争の理由だとわかるよ。2019/10/31

ダンボー1号

12
韓国本はここひと月で5冊ほど読んだが、双方感情的な言い分強い感もある。この本は毎日新聞記者による冷めた韓国側からの反日分析本です。2011年の韓国大統領の発言知り、ようやくここ5.6年の流れが見え愕然とした。朴政権が続く限りいや終わっても反日は変わらない。関わらないほうがいいでしょう。最近日韓関係のニュース多いが、新聞もテレビも報道しない事が多過ぎる。ニュースの表だけでは理解できない点が多いので読んで知っておきましょう。2015/05/27

なななな

8
第一刷発行2015年、内容も少し前の状況となっていますが、逆に「直前はこういう状態で今に至るのか」と、結果オーライとなりました。「ゴールポストを固定させる」には、うんざりしていても冷静に、日本の常識だけにとらわれず、世界と各々対応していかないと、ですね。2018/01/23

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