新潮文庫<br> 風は山河より

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新潮文庫
風は山河より

  • 著者名:宮城谷昌光
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • 新潮社(2015/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101444567

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内容説明

三河制圧に意欲を燃やす信玄は、ついに三方原にて家康と激突する。圧倒的軍勢を誇る武田軍を前に、勝敗は呆気なく決し、家康は敗走。窮地に追い込まれた徳川軍の最後の砦は、野田城に籠もる菅沼定盈のみ。勢いづく敵は三万、守るは四百。絶体絶命の中、定盈は一ヶ月に亘る大攻防を繰り広げる。並居る武将を唸らせた男はいかに生きたのか。菅沼三代を描いた歴史巨編、堂々の完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

69
文庫版で最後の第6巻は信玄と家康の三方原の決戦とその後の菅沼新八郎の野田城の籠城についての様子が克明に描かれています。信玄も菅沼を殺すよりも臣下にしたいと思ったようです。その後家康が関東に移り菅沼家も関東に行くことになり物語は終わります。このような大名もいたということを物語にしてくれた宮城谷さんに感謝!!!。2015/08/01

わたなべよしお

18
 悪くはないし、読んだことを後悔もしてないんだけど、菅沼家三代の興亡って、文庫本で6冊計1800ページ以上を費やして書く内容なのかな、と感じた。菅沼家が直接、関係ない話も多いし、蘊蓄、来歴、姻戚親戚関係の説明もたっぷりある。まさかベテランの作家である宮城谷さんが調べてこと、全部書きました、なんて一年生記者みたいなことはないだろうしねぇ。他の作品に比べるとイマイチだっかな。2020/07/01

YONDA

18
信玄の西上にあい、次々と落ちる東三河の城。しかし定盈の築いた野田城は、募兵なれど激しく抵抗するも、水の手を断たれ、城兵の命と引き換えに降伏。信玄、定盈を大いに誉める。信玄の器量の大きさには定盈も勝てなかった。徳川が江戸に移り、野田から武蔵野国阿保へ。家督を息子に譲り、野田菅沼家三代の話が終わる。2017/10/04

ほうすう

15
菅沼三代記もこれにて完結。大作であった。ただこのあたりに来ると惰性と勢いで読んでしまった感がなくもない。正直申し上げればあまり自分には合わなかったと思う。中国史ほど日本史を宮城谷先生自身の中で消化しきれていないのではないかと、少々恐れ多いのですけどそのように感じました。2020/03/15

mikio

10
竹広の戦いで信玄を激怒させるが、野田合戦で降伏はしたもののその存在を認めさせた菅沼定盈。寝返りを繰り返すも、信玄の死という報をもって家康の下に返る奥平貞能。そして自身は磔殺されるも長篠城奥平貞昌を勇気づけた家臣、鳥居強右衛門。これら三河人の気質、特に強右衛門の死が、後の徳川時代の、主君への忠誠を第一とする思想の基となり武士道の規範となったという。宮城谷さんの地元愛が伝わる作品でした。2023/03/16

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