新潮文庫<br> 風は山河より(四)

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新潮文庫
風は山河より(四)

  • 著者名:宮城谷昌光【著】
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • 新潮社(2015/02発売)
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  • ISBN:9784101444543

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内容説明

戸田正直の奸計により尾張へ運ばれた竹千代であったが、織田から思わぬ厚遇を受ける。人質を掠奪され、なお駿府に臣従する決意をした広忠は、佐久間氏に送り込まれた隻眼の男の凶刃に斃れる。義元は三河攻略のため安祥城を攻め、竹千代を奪還、制圧への足固めをする。一方、義元の下知により、雨山城に兵を向けた菅沼定村は、戦場で命を落とす。時代が大きなうねりを見せる第四巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

76
筆者はよく「三河物語」と「松平記」などを読みこんでいて、また歴史の流れを見てこのような物語をうまく書きあげていると思われます。それにしてもほとんど知らない人物などが出てきているのと、通称と正式な名前が混在するので誰が誰であったかを確認していくのが大変です。ここでは竹千代が織田家の人質になり、さっらに父親が死んで、今川、松平、菅沼の状況が描かれています。2015/07/28

YONDA

16
広忠暗殺。雪斎の戦略により竹千代は織田の籠から今川の籠へと戻るが、岡崎松平家は瓦解。雪斎の死によって今川家も崩れ始める。野田菅沼家では定村が討ち死にす。しかし、新たな当主・小八郎こと定盈が大器の輝きを見せる。元康の帰還を待ち望む岡崎衆、奥平に黒い物を感じる定盈。三河はどう動くのか!2017/09/11

わたなべよしお

14
やっと、主人公ともいうべき菅沼定盈が表舞台に出てきました。混沌としていた三河、尾張が整理されてくるでしょう。普通、相当に複雑でも登場人物が日本人なら、あまり苦労しないのですが、この本は大変です。登場人物が多いし、名前が似ている。しかも同一人物が複数の呼ばれ方をする。2020/06/30

mikio

10
松平広忠、かっこよかった。地味であり不器用ながら、意志を貫くその姿勢はもう少し見ていたかった。その後の今川による岡崎松平に対する理不尽な困窮も、群臣たちの心には清康と広忠への忠信、そしてその嫡男である元信への望みが支えとなり、耐え忍んでいたのだろう。野田菅沼も織田方か今川方かで骨肉の争いに至る。いよいよ時は、織田信長、松平元康、そしてもうひとりの主人公、菅沼定盈の代へ。2023/02/17

只三郎

9
松平広忠が凶刃に倒れ、菅沼定家も戦場で討ち死にする!! 彼らの息子である松平の竹千代、菅沼の竹千代に試練が襲う第四巻。 織田からの侵略により、今川に助けられるが、三河の臣達は今川に農作物等を搾取され、苦しい生活を強いられる。 その中から三河の者達が脱して行くのか?そして、二代目定家を失った菅沼家の行き末にも気になってしまう。2023/04/04

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