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内容説明
聖域の英雄である兄・獅子座のイリアスに憧れ、自らも黄金聖闘士となった射手座のシジフォス。しかし次第にその“憧れ”が彼を追いつめていく。そんな中、神託は闇に堕ちた未来の自分を映し…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
71
外伝シリーズ第10弾。「射手座（サジタリアス）」のシジフォス編。聖域の英雄である兄・「獅子座（レオ）」の黄金聖闘士イリアスに憧れ、自らも黄金聖闘士となった射手座のシジフォス。全聖闘士の大黒柱として重責を担ったシジフォスの若かりし頃の葛藤の物語。デルフォイの神殿で「デルフォイの神託」を伝える巫女アルケスからシジフォスに下された未来へ繋がる不吉な「神託」。偉大な英雄であり兄でもある獅子座イリアスに憧れつつも、「英雄の弟」という「重圧」は彼に重くのしかかり容赦なく彼を追い詰めていくが、2021/08/01
よねはら
9
シジフォス、イリアス、アスプロスの三者三様な生真面目さが面白いです。何を優先するかでだいぶ違ってきますよね。そしてハスガードは癒し。LC本編がすでに存在してるからこその台詞や展開は大変胸熱です。レグルスを「新しい私」と表現したシーンはグッときました。2014/06/23
秋乃みかく
6
射手座シジフォス編。毎回言ってるけど今回もいい話だった～！読みながら、本編でのあのシジフォスの強さの原点はここにあったのだな～と胸が熱くなりました。そして兄イリアスの弟への大きな愛、黄金聖闘士としての義務と誇り…。辛い試練でしたが、シジフォスがイリアスの命を賭けたかけがえのない想いを受け継ぐことができて良かった(^ ^)なんかまた本編も再読したくなってきたよ～！あ、あと、ハスガード、アスプロスとの絆もなんか若さが溢れてて爽やかだったです♪2014/06/27
ユキ
6
シジフォス、ハスガード、アスプロスの候補生三人組が可愛い！LC時代の先代が出てくるのも素敵！…しかし、話自体はなかなか辛い。女子キャラは今回も可愛かったですw2014/06/22
絹子
5
裏切者の弟であるアイオリアの対比としての英雄の弟シジフォスの物語。下された不吉な神託に対して人間がもごもご抵抗しても結局思いがけぬかたちで悪いことは起きる、というあたりが本家ギリシア悲劇っぽくてじつにいいです。ルゴニス先生登場シーンにちょこちょこいるちいさいアルバフィカがかわいい。アスプロスは前巻のイヤミぶりから想像できないキラキラさで、一体このあと何があったのか…。ハスガードはシジフォスとアスプロスのふたりがいれば聖域の運営を任せられるから、自分は後進の育成に専念しようと思っていたんだろうなあ。2014/07/02
