内容説明
ここには映画ファンという立場ではなく、映画をクリエイトする立場(つまりは同業者)の目から見た映画エッセイがまとめられています。アニメーション作家という立場でルーカスについて、スピルバーグや黒沢明について、あるいはウッディ・アレンについての文章が綴られています。「アニメ家族の断絶」と題された一文では、同じアニメなのにTVアニメや実験アニメ、コンピュータ・アニメに携わる人たちが互いに相手を無視している、ということを嘆いています。TVアニメは実験アニメを独りよがりだと攻撃し、実験アニメはTVアニメを低俗だと馬鹿にしている、という実情を前にして、同じアニメという文化に携わっているのに、どうして互いが互いを理解し合えないのか、と。日本におけるアニメーション作家の代表として、またTVアニメにも実験アニメにも同じ情熱で取り組んできたものとして、手塚治虫は真剣に日本のアニメーションの現状を改善したいと願い、アニメーションの未来に思いをはせていたのですね。
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