内容説明
武蔵国、多摩に住む弥次郎兵衛は容姿に優れた美ぎつね。喜多八はぼっこりお腹のたぬき。人間に献上する供物にはなりたくない、本物の人間にしてくれと願をかけるため、きつねとたぬきのお伊勢参りのはじまり。人間の姿に化け東海道を行く二人。きつねとたぬきの弥次喜多コンビで東海道を行く「化かし道中」スタート!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
絳楸蘭
21
桑原さんで時代物?って思ったけど、よく考えればミラージュも風雲縛魔伝も時代物だから当たり前なんだよね。弥次喜多とくれば十返舎一九だけど、今回はきつねとたぬきの珍道中。あらすじにあるように、人間になりたくてお伊勢参りに行く2匹の話。道中で出会う人々とのやり取りが人情に溢れていていい。化かすことができるきつねとたぬきが揃えば怖いものなし!さてさて、お伊勢参りの結果は…読んでからのお楽しみ!!2014/11/23
ちょん
19
えっ?おわり?えっ?伊勢神宮はどこ?シリーズ2巻は無いの? なまじ楽しいお話東海道中膝栗毛だったのでこんな打ち切りみたいな終わり方切ない…2022/10/19
カバン
13
人間になるために伊勢をめざす、キツネの弥次さんとタヌキの喜多さん。人間の常識を知らない二匹は、なにかと面倒に巻き込まれがちです。二匹がなんだか可愛く、続編にも期待しています。2015/02/23
さとみん
9
弥次喜多コンビが上手いことやるなあと感心してたら、上には上がいた!?気になる終わり方だけど続くの??せっかくなら伊勢まであるといいな。昔のお茶の間向け時代劇みたいな雰囲気がいい。2015/11/11
桜花
5
本家の東海道中膝栗毛は読んだことがなく大まかな流れしか知らない。が、キツネとタヌキが人間の騒動に巻き込まれ(騒動を引き起こし?😂)何故か解決していくという、なんとも滑稽で面白い話だった。無事お伊勢さんまで辿り着けるのか、本当の人間になれるのか(多分無理だろね)😁初めての作者さんだったがまた別な作品でお会いしたいものです。2025/01/18




