内容説明
キャロラインとマリラの子育て奮闘記に始まり、次世代のローラとアンの子育てに親は子供に苦労、喜び、慰めを経験し、子供は親の庇護を受けて、反発、そして感謝をする。子供はやがて親になる。それぞれ3世代の子育て物語。大草原の小さな家、グリーン・ゲイブルスのアン。2つのベストセラーを子育てから読み解く。
目次
第1部(ローラの子育て物語;「小さな家」シリーズの誕生;子供向けになった「小さな家」シリーズ;「小さな家」シリーズの脚色;「小さな家」シリーズの文化的価値観 ほか)
第2部(アンの子育て物語;『赤毛のアン』;マリラの物語;各章の終わりに注目;小説の構造 ほか)
著者等紹介
福田二郎[フクダジロウ]
1962年生れ。東京都出身。獨協大学外国語学部英語科卒。青山学院大学大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程満期退学。University of Newcastle upon Tyne(Master of Philosophy)。現在は駿河台大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りらこ
0
ローラの部分のみ、読みました。子育て、って言うよりか、伝記、でもないし。今や大草原シリーズはローズの関与が大きく、あくまで物語りで、史実とは違うって知られてるのでサラサラと読みました。所々に挟まってるテレビシリーズの話もメリッサギルバートやアリソンの本で暴露されてるけど、一冊の本で対比するように書かれてるのは面白いなー、と思った。あと、今の価値観で当時を見てけしからんと言うのは容易いが、文学賞からローラの名を外せばすむ事なんだろうか?当事者でない私が言う事ではないかも、ですが。2023/02/18