内容説明
“悪人”に天誅を下す「ウロボロス」と名乗る謎の集団の取材を進めていた雑誌記者・勝村。取材中に陥ったピンチを救ったのは、あの男だった!?――爽快ピカレスク・アクションミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちはや@灯れ松明の火
96
【あゝ日本のどこかに私を待ってる人がいる】受難体質記者、ツンデレ刑事たち、中二病天才ハッカー、仮面の自警団、ヤクザにマフィア諸人挙りて下北沢。【探し物は何ですか?】「山猫です」「魔王を」「ウロボロス」「容疑者勝村」盗まれた携帯番号から始まる尻尾の齧り合い。【ガンダーラ、ガンダーラ】お綺麗な理想郷より欲に塗れた俗世が野良猫にはふさわしい。【そうだ、おそれないで、みんなのために】チーム山猫結成、共同戦線始動、決めたのは自分自身。【上を向いて歩こう、涙がこぼれないように】歩き続けよう、山猫を見失わないように。 2016/03/09
itoko♪
72
シリーズ第2弾。ドラマよりもクールでセクシーな山猫にドキドキさせられます。「おれは、ただの一度も正義を名乗ったことはねぇ。おれ自身、犯罪者で小悪党だって自覚してる。」開き直りというか、ここまで潔いと勝村と同じく、好感を抱いてしまう。次巻ではドラマと同じ驚きの展開が…待っているのか?2016/03/15
優希
60
今回も面白かったです。義賊のような山猫、不祥事を暴くハッカー魔王、正義の自警団ウロボロスの三つ巴で展開していくのがたまりません。個性豊かな登場人物たちだけでなく、他のシリーズの人物らしき人たちも出て来てニヤリとさせられます。3つの正義が火花を散らす中で最後に残る正義はどれかも気になりました。サラリと読めるのに推理も楽しめるのがいいですね。謎やトリックはこれというほどのものはありませんが、山猫のキャラクターで魅せますね。勝村と山猫の関係も好きです。2014/12/13
Yuna Ioki☆
57
1556-252-29 ☆怪盗フェスタ№2☆ 相変わらずおとぼけキャットの手のひらで転がされる勝村くん(笑)勝村くんは山猫に関わってないでさくらさんをもっと構ってあげてー(笑)渋い山縣さん友情出演。真田くんと御子柴先生と新妻さんが存在のみの友情出演。2016/07/16
itica
54
「ウロボロス」と名乗る集団は善なのか悪なのか。そしてハッカー「魔王」の正体は?巻き込まれる勝村はどうなるのか。もちろん、普段はすっとぼけた山猫もクールに登場し、個性的な刑事、犬井も侮れない。それぞれの人物の輪郭が鮮明になってくると、頭の中ではさながら映像を見ているような楽しさ。やっぱりハマってしまったな私。 2017/05/29
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