内容説明
一之御子・刀火のため、成る絵を操る絵師となる決心をした千樹だが、彼から宮入の儀を無期延期にすると言われ、曉宮を追い出されてしまう。そこへ「わたしと浮気をして頂きたい」と二之御子・綾峰が迎えにきて!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
翔(かける)
26
第3巻。千樹が恋心を自覚したので、前巻よりも読むスピードが上がりました!鬼の右腕事件も解決に向かう巻で、おもしろかった。1巻ではすごく不気味だった綾峰が、ここまで小心者だとは思わなかったけど…(笑)。鬼の腕に魅入られた犯人の気持ちを思うと、最期の凄惨さは切なかった。その現場を見ていた千樹は、覚悟を決めなきゃいけないですね。魔王を背負う刀火は千樹に攻め攻めなので、これからどういうトキメキを展開させてくれるのか楽しみです。2018/03/18
ぐっち
17
うっかり告白~!割と話がテンポよく進みますね。鬼の手はちょっと切なかったな。綾峰と純鉄を絶賛応援中。2014/06/15
燈真
11
千樹、言っちゃいました。言っちゃってからは潔いですね。惚れた者が負けは王道ですが、はたして負けたのはどちらやら。鬼の腕、ひとまず解決しましたが、物騒な人が強敵になりそうですねぇ。純鉄は大物になりそう。綾峰、着々と人気をあげていますが、それも裏には灯火の企みあり。最後が何となく予想つき始めました。2014/06/01
サラ
10
千樹が刀火への想いを自覚し、うっかり本人の前で吐露してしまったことで一気に物語が進展した。千樹から告白されたことに対し、意外と素直に喜ぶ刀火が微笑ましかったけど、それをはるかに上回る勢いで綾峰の好感度がうなぎ上りした。くそ真面目で気が弱くてお坊ちゃんだけど、何事にも真摯で素敵。なんでこっちが主人公のお相手じゃないんだと何度も思ってしまった。春鬼のことも決着したし、ここで一段落なのかな。あとがきが不穏なので続きが出るか気になる。この作者さんにはいつも定価以上に満足させてもらっているので応援したい。2014/06/14
四月朔日雪華
8
うっかり告白したシーンが悶絶した。2014/06/17