角川文庫<br> 留守居役日々暦

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角川文庫
留守居役日々暦

  • 著者名:吉田雄亮
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • KADOKAWA(2014/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041014738

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内容説明

武家に生まれながら、商家に養子に出された高田兵衛は、幸せな日々を送っていた。だが、兄が病死し、兵衛は高田家を継ぐことに。商人として育てられた留守居役が、優しき心と秘めた剣才で難事を解きほぐす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

105
留守居役日々暦 1巻。留守居役江戸時代の外交官、訳あって町人に育てられた武士兵衛さん、算術もできれば剣術もできるが表面に出ない良い主人公ですね、読みやすく面白い。 2016/02/21

やま

62
① 1100冊目。吉田雄亮さんの新しいシリーズを読み始めました。留守居役の高田兵衛の活躍の物語です。商家で育った兵衛は、穏便に物事を解決するために、常に先を考えて対応します。その柔らかな人柄と、剣の腕で、禍根を残さず摘み取ります。面白く、展開が早く、テンポがいいのですが、字が小さいので読むのに少し時間がかかりました。兵衛は、横須賀藩の上屋敷で双子の弟として生まれた。武家では、双子は忌み嫌い弟を殺す。が、父・高田三右衛門は、兵衛を子供がいなかった横須賀藩出入の筆墨硯問屋「静修堂」へ養子に出した。→2023/03/22

onasu

19
剣は握り方も知らないとの触れ込み、商家育ちの留守居役が実は…、という痛快時代小説。続編を先に読みましたが、小気味のよさは編を問わず、初編もあっという間に。  初手は養家の商家より武家に戻る話しからと思いきや、そこは触れる程度で留守居役の仕事場から。それも、算術の腕でもってというより、商家の跡継ぎで培われたリーダー性と立ち回りで人を動かし、最後に剣を抜く。  何れは商家を継ぐ約束で、時折養家に戻り、仮祝言を挙げた養家の娘と過ごすのが息抜き。  こんな人は!て感はありありですが、そこには触れない、てことで。2015/02/13

ケイプ

12
武家の双子の弟として生まれ商家に養子にだされた兵衛。しかし兄の突然の死により再び生家に戻り留守居役としてお勤めすることに。面白く読めたのですが、事件解決には悪人をスパッと斬って一件落着、という毎回のラストがねぇ。。。あまり好きでないな。どことなく冷たく感じる兵衛ですが、仮祝言をあげたお美津とのこれからも気になるのでもう少し読んでみよう。2016/05/12

Mc6ρ助

10
『文政の今の世は、華美に流れ、人心はもちろん、すべてが浮かれているようにおもえる。みんな、砂上の楼閣の上にいるのに、鉄壁の城郭のなかで暮らしていると錯誤しているのだ。(p67)』いつの世にでも当てはまる格言かもしれない。閑話休題、武士と商人の二足のわらじなんて可能だったのかしらん。狐に化かされつつも幕府を恐れる大名家の様子が面白い。2022/02/16

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