内容説明
会津藩藩校日新館で学ぶ孝太郎は、親友・真之介の剣の指導に打ち込む父に自分を認めさせたいと願っていた。ある日、朋輩を目の前で謎の剣士に斬り殺された孝太郎は復讐を誓って京へ向かう。豪商の娘彩(あや)、男装の麗人直(なお)との出会いもあり、孝太郎の人生は大きく変化していく。会津・京都に展開する剣と情のシリーズ第一弾。(『天狗の剣』を改題)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ながぐつ
3
父上があんまりにも罪な人。息子がかわいそう。2014/11/05
澤唯
1
この作家との出会いは高校生のとき。王領寺静名義で書かれていた異次元騎士カズマシリーズだった。一向に続きが書かれず未完のまま時は過ぎ(笑)その後は『逆光のメディチ』『侯爵サド』なんかは読んだのかな。で、つい最近まで日本の歴史物を書いてるとは知らず。だってあの世界史好きがさ(笑)まさかと思うじゃないですか。 いろんなジャンルを書いてきたことはとても生きているんだろうな。先が気になるんだけど、残りも文庫化されるのかしら。2014/10/01
けむち
0
尻切れトンボな内容。続編を読めってことでしょう。「蝉しぐれ」を思い返しましたが、(父の切腹、恋人との別れ)本書はちっとも泣けませんでした。主人公が可愛くない子供だからなのか?2014/05/10