講談社文庫<br> 一分ノ一(下)

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講談社文庫
一分ノ一(下)

  • 著者名:井上ひさし【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 講談社(2014/06発売)
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  • ISBN:9784062778220

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内容説明

あらゆる場所に迅速に手紙を届ける文書配達人、中国料理店の神業皿洗い師、人気劇団の主演俳優、大学教授にして新人文学賞の受賞者となった作家。偽造身分証明書の持ち主を演じ分け、逃げ続けるサブーシャ。その決死のニッポン統一の呼びかけが、遂に国民を動かす! 著者の魅力を全て詰め込んだ未完の超大作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shiozy

5
GW後半は井上ひさしの「一分ノ一」一気読みである。敗戦によって、米・英・露・中に分割統治された日本の近未来小説。近未来というより、第二次世界大戦後の、ひょっとしたらありえたかもしれない日本の危うい現状を我々に提示して、「日本人よ目を覚ませ」と言いたかったに違いない。日本4分割統治。その時あなたはどう生きる? 今も問われている命題だ。深刻な話ほど喜劇タッチで描く本書が未完なのが残念。2014/05/06

kemonoda

3
全巻読了・・・み、未完とは最初から知っていたけど、ここで終わってしまうのかー!続きを読みたい!なんとかなりませんか?井上ひさし先生!?2014/05/04

山目

2
未完とは残念。なんとなくひょうきん族を思い浮かべるようなギャグ満載の中に、社会風刺が散りばめてある。ちょっとシャイな感じで語られているのが好感できる。高度成長期を終え、様々な問題を抱えながらも楽観的に生きていた時代を感じる。その後の平成バブルとその崩壊による時代の価値観の変化が、結末を導けなかった原因のように思えます。2014/04/24

ユーコ

1
「二発の原爆で未来の地獄を見たニッポン人、そうして同時に列強にならって他人の国を軍靴で踏み荒らしたのもニッポン人。そういう対極を、つまり歴史的な罪と罰と悲しみを体験したニッポン人だからこそ、もの静かな賢人にもなれると思うのだが、どうだろうか」サブーシャの理想を「美しすぎて現実味がない」と一蹴するだけなのか?という問いかけが残る未完。2014/06/24

かずぺん

0
現在の政治家も意識しなければならないことが沢山書いてあった。列強の言いなりになって我国の主張を言えないでいると、都合のいい国で終わってしまう。10年先20年先の我国を考えるうえで、とっても心に残る書であったと思う。未完で終わっているが、この先を想像で組み立てると、新生日本の方向性をサブーシャが作り上げていて、新しい政府が実践していると思う。サブーシャは現役引退で主将犬と広場でノックをしているだろう。2014/06/26

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