徳間文庫<br> お髷番承り候八 騒擾の発

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徳間文庫
お髷番承り候八 騒擾の発

  • 著者名:上田秀人【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 徳間書店(2014/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198938161

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内容説明

将軍家綱の御台所(みだいどころ)懐妊の噂が江戸城下を駆けめぐった。次期将軍の座を虎視眈々と狙う館林、甲府、紀州の三家は真偽を探るべく、家綱のお髷番にして寵臣深室賢治郎と接触。紀州藩主頼宣は懐柔を試みる一方、甲府藩主綱重の生母順性院付き用人は力ずくで口を割らせようと血眼に。御台所暗殺の姦計までも持ち上がるなか、満身創痍の賢治郎がとった手段とは。幕府の命運がその双肩にかかる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

76
お髷番承り候「騒擾の発」 8巻。御台所の懐妊の噂で、館林、甲府、紀州がそれぞれが動き一気に次期将軍の座の争いに駆け引き、死闘が起こりましたね、家綱一筋の賢治郎の動きにハラハラドキドキです。2021/12/11

オーウェン

43
シリーズとして終わりが見えてきた8作目。 御台所懐妊の噂によって、江戸城をはじめ、後釜を狙う舘林や甲府、紀州は探りを入れる。 その矢面に立たされるのが賢治郎。 このシリーズとにかく賢治郎の立場がかなり危うい状態であり、将軍のお髷番でなければ他の人間とは口も利けない立場。 奥さんにまでそっぽを向かれる最後だが、これは伏線なのかどうか。 残りは2巻。2023/08/11

mam’selle

14
上田秀人さんは、徳川歴代将軍の中でも余り優秀で無かったと伝えられている四代家綱や九代家重、十一代家斉を扱った作品が多い。 この作品では家綱の世継ぎを巡るゴタゴタに家綱のお髷番で剣の達人の主人公が巻き込まれる、上田さんの作品では定番のパターン。 そういう意味では安心して読めました( ̄▽ ̄;)2015/03/08

タカシ

8
将軍家綱の御台所が懐妊。次期将軍の座を狙う徳川分家からは御台所暗殺計画が…。宿敵になるかと思った山本が早くも賢治朗と対決。そろそろ大詰めなのでしょうか。次巻も期待。2014/11/05

kazukitti

8
上田作品のアレな部分として、状況語りが先に立っちゃってキャラが置いてけぼりくらっちゃうってのがママあって、しかもそれが主人公の場合が多々あるってのがやっぱ問題だと思うんだよね。シリーズが進行してくとそれがより顕著になったりもして、プラスでこの作品の主人公はさらにあんまし成長しないんだよね。くらった説教が身になってないw まー説教する側も全部言わないでしばらく放置するから余計に始末が悪いというか。脇にいるのがバカと小物とボンクラばっかとはいえ、しっかりしろ賢治郎w 取り敢えず綱重サイドは負けムード。 2014/09/05

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