内容説明
ヘレンは祖母の急逝を知らされ、重い足を故郷に向けた。忌々しいレイフのせいで、唯一の家族である祖母の最期に立ち会えなかった。レイフはヘレンにとって大切な屋敷の使用人の息子で幼なじみだ。ヘレンは祖母のお気に入りの彼に反発する半面、憧れを抱いていた。だが15歳の夏の日、淡い恋心を踏みにじられ、愛は憎しみに変わった。彼とのいがみ合いもこれで終わるはず……。ところが葬儀のあと、レイフの素性が明らかになり、予想外の遺言が言い渡される。屋敷はレイフに遺され、ヘレンは彼と結婚しない限り相続できない、と。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きき
2
読みたい本に登録してまで読んだのにハズレだった。ヒロインの落ち着きの無い話し方と妙に捻くれたヒーローの態度が疲れるだけで全く好きになれなかった。主役に好感持てないと読むのは苦行でしかないんだと実感した2016/07/07
ぽこ
1
ひたすらすれ違い続ける二人だった。二人とも超素直じゃない。素直じゃないのに体の関係だけは持ってしまう。そしてまたすれ違うの繰り返しで、ハッピーエンドは奇蹟のよう。ただ、なにげないヒーローの献身ぶりは良かった。2014/04/12
