AMNESIA SHIN Ver.

著者名：狐塚冬里【著者】/東中ルミエ【監修】/花邑まい【カバー】/Ｍｅｉｊ【挿絵】

一二三書房（2014/08発売）

• ISBN：9784891991531

内容説明

友人たちと信濃の山に遊びにいったシン。
そこでふとしたきっかけで彼女が崖から転落。一命を取り留めたものの記憶を喪失してしまう。シンによる献身的な看護により、彼女は体調も回復しはじめた頃。シンのもとに信濃警察の者があらわれ、シンは彼女のことを崖から落とした犯人だと疑われてしまう……。
シンの視点により語られるシンストーリーが、原作ゲームでディレクターを務めた東中ルミエさんの完全監修のもと小説化！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[和夜]

ゲームでのハートの世界をシン視点で見たストーリー。ゲームプレイ済みなので「あぁ、この時シンはこういう風に思ってたんだ」って感じで新鮮でした。元のストーリーもそうでしたが易しめのミステリーを読んでる気分に。甘々！って感じではないです。ほんのりぐらい。

2016/05/15

[アキナ]

アムネシア、シンルートのノベライズ。幼馴染みからやっと恋人に昇格した彼女が事故に遭って記憶を失います。さらに事故にも不審な点があり、最後に彼女と一緒にいたせいで突き落とした犯人と疑われる羽目に。記憶を失った彼女を守りながら、警察に疑われながら、大切な友人を疑わなければならないシンの苦しみのお話。心情だともっと余裕がないのかなと思ってたのですが、ゲーム通り冷静でちょっと寂しくもありました。

2016/03/17

[にむ@積み本消化中]

彼女を思いやる思慮深さや不器用ながらの紳士さは年下とは思えないほど…本人が気にしているほど子どもではないと思う。ハートの世界では事件が絡んでくるのでゲーム本編で主人公とは別個に行動していたシンの思惑などが分かって楽しめました。ただ編集ミスなどがあってあれ？となったところが…

2014/02/26

[りゅうか]

アムネシアゲームのシン物語。ゲームでは主人公視点(むしろオリオン？)で書かれていた物語の進みなのだが、こちらは男性視点でえがかれている。あの、主人公との会話の時に実はこんなこと思っていたのかと、ゲームではなかったシンの感情を読み取れるので楽しかった。

2013/07/07

[まりんば]

男性キャラ視点からのノベライズというのはとても面白い企画だと思います。ゲームのセリフをそのまま使用しているので、プレイ後の方は思い出しながら楽しんで読めるのではないかと思います。確かに後々発言がある事柄に対してはネタバレ的な独白は全くありませんが、その分プレイしている時と同じ感覚で読めました。彼女と別行動の時＝新要素なので、トーマ編は物語として自由度が高そうでとても楽しみですね！

2014/04/05