内容説明
「一航戦、赤城、出ます!」「加賀、続く!」本日も鎮守府の艦娘たちは出撃、演習、遠征に明け暮れていた。
しかしある日を境に、遠征先の海域に、通常よりも精強なエリート級の深海棲艦が出現する現象が発生!事態を重くみた提督は、南方海域にある深海棲艦の泊地に原因があると考える。
そして鎮守府すべての艦娘を動員する総力戦を決意するのだが!?
「人々が自由に海を行き来できる未来を―」艦娘たちの熱き艦隊バトルが開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
28
ファミ通のが陽炎メインなのに対してこちらは沢山の艦娘が出てくるのでファンサービスが強めですね。鷹見一幸 さんが書いているので非常にクオリティの高い仕上がりでした。ただ色んな艦娘が出てくるのでタイトルにある一航戦の活躍が薄くなってしまったのが残念。艦娘の掘り下げが足りていないので物足りなさがありました。ただ戦闘描写は非常に良かったです。成長物語を期待していた人には合わないかもしれないですね。2014/02/04
あなほりふくろう
21
むー。一航戦メインかと思いきや、人気どころ並べてみんな等しく出番を与えてその分薄まってしまったような。1冊の内容としてそつなくまとまってはいるけど、ファンサービスが主でストーリーは副な感じ。きっと、自分が求めていたのとは違ったのでしょう。2014/02/03
異世界西郷さん
17
角川スニーカー文庫版『艦隊これくしょん』ノベライズ。艦娘達がたくさん出てきて楽しく読めました。ベテランの方が執筆されていることもあって読みごたえ抜群だったと思います。特に一航戦の2人の心理描写は良かったです。加賀さんの素直クールの中に眠る熱い闘志が良く表現されていたと思います。次巻のありそうな引きがとても気になります。2014/02/15
睦月@農家見習い
15
ラバウル基地所属である自分には、もはや計り知ることも出来ない…横須賀鎮守府、激闘の記録か…。 自分が着任した8月下旬でさえ中破進軍の恐怖に揺れていたというのに、その3ヶ月も前だとすれば…。横須賀所属の方々にはホント頭が上がらない。 何気なく使う艦これwikiの安全マージンだって、完成するまでにどれほど血が流れ、(ボーキの減りに戦慄し、)幾人もの艦娘が倒れていったことか。 読んでるときは、高校時代の地図帳と見比べながら思いを馳せてしまった。 P.S.鷹見先生だけあって所々にやはりパロディがあるな(^ー^*)2014/12/07
うさみP
12
これは手の込んだタイトル詐欺。イベントにはできませんでした。ゲームでは見えない部分である艦隊の戦闘部分に触れられている所だけは良。だが個性豊かな艦娘達を一冊に無理矢理押し込んだ為、キャラが薄く視点がバラバラ(何を書きたいの?)、世界観もあやふやで、作品としてアンバランス。本来なら長編数冊でやるべき。作品を掘り下げるのがメディアミックスなのでは? 酷評が多くても仕方が無い出来。2014/02/14