徳間文庫<br> さすらいエマノン

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徳間文庫
さすらいエマノン

  • 著者名:梶尾真治【著】/鶴田謙二【イラスト】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 徳間書店(2014/06発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198937843

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内容説明

世界で最後に生き残った象〈ビヒモス〉が逃げ出し、人々を襲った。由紀彦は、犠牲となった父の仇を討つため、象のいる場所へ向かう。その途中、一緒に連れて行ってくれという風変わりな美少女エマノンと出会う。彼女は、ビヒモスに五千万年前に助けられたと話しはじめて……。地球に生命が誕生して三十億年。総ての記憶を、母から娘へ、そしてその娘へと引き継いでいるエマノンの軌跡。鶴田謙二によるカラー口絵2ページ+イラストも収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Comit

59
Kindle Unlimited~地球誕生30億年の記憶を受け継ぐ少女エマノン、あの日の約束を果たすため、彼女は旅をする~5つのSF短編。人は同じ過ちを繰り返す。人は…罪深い(*´д`*)ハァ…ジャンルは宇宙、化学兵器、地球環境、超常現象ものと様々、人の“業”が印象的な1冊。記憶とともに時を越えるエマノンは、人に対し何を思い旅をするんだろう…シリーズ6冊の2冊目、期待を裏切らない面白さ(*´艸`)2021/07/06

いちろく

50
地球に生命が誕生してから現在までの全てを記憶している少女エマノンの物語の2巻目。始めに徳間文庫で刊行されたのは90年代前半。それ故か、80年代~90年代の環境問題や社会問題をはじめとする当時の世相を反映していると思われる短編も少なくない。そして、今現在も解決しておらず解決できそうにないと思われる点も悲しくなる。前巻同様一つの生命体として地球の行く末を見守る様なエマノンの描かれ方も切ない。初読は徳間デュアル文庫版にて。再読。2018/06/08

信兵衛

26
読んだ2017年の現在から16年も前に書かれたストーリィですが、そこに描かれている危機的事実はもはや空想論ではなく現実のものになっていると感じます。その点が印象的。2017/11/25

マッキー

19
エマノンシリーズ第二巻。エマノンかわいい。話もSFチックで面白い。予備知識なしで読める。小説の作中に前の巻のことや作者のこと、登場人物が作者と話すシーンがあってメタっぽい。おまけに短編だから展開が早い。あまり知られていない作品だけど、名作なんじゃないかと思います。2017/10/06

ぐうぐう

16
『エマノン』シリーズのエピソードは皆、訪れる自然界のアンバランスさ、その危機を描いている。それをもたらせているのはむろん人間である。人類の驕りの結果、と言い換えてもいいかもしれない。エマノンは、そんな自然界の歪さを察知する。生命の象徴であり、代表であるからだ。そんなエマノンがか弱い女性の姿をしているというギャップが、皮肉のようで、また本質的なのだ。2016/07/31

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