内容説明
人間の危機本能に呼応する「クライシス・ウェポン」の使い手、九重慎(ここのえ しん)。セブンとの激闘を繰り広げた緋扇(ひおうぎ)家襲撃事件のあと、慎は「黒の使徒」が今度は六大財閥のひとつ八芒(はちぼう)家へと攻撃を開始したことを知る。八芒家は財閥による共闘組織「五撰陣」を編成。激化する黒の使徒との戦いの中で慎は、幼くして大剣のクライシス・ウェポンを顕現させる少女・サファイアに出会うが…!? 大切なものを守るために、救う――決意を秘めた慎の刃が戦場を翔ける!! 本能と信念が織りなすバトルアクション第2巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
27
「黒の使徒」は緋扇家襲撃事件のあと、今度は六大財閥のひとつ八芒家への攻撃を開始、それに対抗するため財閥によって編成した「五撰陣」に参加することになった慎たち。相変わらず慎は周囲と衝突したりでどうなのよと思ったりはしたんですが、実家と相容れなかったがゆえに「黒の使徒」に身を投じてしまった少女・サファイアを救うために奔走するところもまた、それはそれで慎らしいんですよね。しかし大切な存在であるがゆえに霞耶巻き込まないという選択をする慎に、決別を宣言する霞耶。このすれ違いがこの先の悲劇に繋がらないといいんですが。2014/10/07
アウル
11
紗々良が可愛いし自分の信念を持っていて貫く姿勢がカッコいい。霞耶を巻き込みたくない慎の気持が何ともいえないな。話の流れとしてはあまり進んではいないので謎が深まっているな、探偵を雇った慎が謎に迫れるのかな楽しみ。2013/10/07
ツバサ
9
あれだけ慎の為に尽くしてくれた霞耶にそれは無いよ。というか慎の前しか見れない直情的な性格は治るのだろうか、これからも変わらないなら厳しいな。新キャラの尋務とサファイアは良いキャラしてるね。2016/09/22
まりも
8
上手い、王道作品としての面白さをしっかり出せている。1巻ではただ守られているだけだった紗々良が死の危険を経験したからこそ出せる行動はヒロインとして本当に成長していますね。絶対に慎が守ってくれると信じているからこその姿は素晴らしい。そして可愛らしい。霞耶の不遇っぷりが止まらないのは可哀そうなのでなんとかして報われてほしいなぁ。物語としてはまだあまり進んでおらず謎が増える一方なので次巻あたり大きく動いてほしいですね。とりあえず紗々良ちゃんがかわいすぎるので日常の短編集も待ってます。2013/09/28
とかげのしっぽ
7
2巻読んでみたが、んー普通かな。ただ、主人公の性格がどうにも合わない。ってか、もっと霞耶大事にしてよっ(切実。最後の展開早すぎではないですか!?あれ?まだ終わらないよね!?なんか気になる終わり方しました。あと、新キャラのサファイア可愛いな。2013/12/10