内容説明
天下人へ駆け上る信長が、豪壮な城を築いたのは安土だった。「天主閣」の高みから信長が描いた「天下」とは? 一向宗を殲滅し、武田騎馬軍を退け、北陸、中国へ。織田の天下は目前にして、誰よりも焦っていたのは信長自身だった。軍師・竹中半兵衛、黒田官兵衛、光秀、秀吉を集め、ひそかに語った信長の「天下」。そして、本能寺を舞台にそれを引き寄せるための驚くべき計画とは。安土城、本能寺の謎を大胆に解き明かす衝撃作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナイスネイチャ
178
竹中半兵衛、黒田官兵衛からみた信長が描かれており、ほぼ半兵衛が亡くなるまでは史実に基づいた話で、少々退屈でしたが、後半官兵衛が主人公になると一気に面白くなりました。謎が多い本能寺の変ですが、面白い狙いでした。次作となる「裏」も楽しみです!!2015/08/21
baba
21
読メさんの感想で手に取る初作家さん。多くの作家が書いた「本能寺の変」を上田さんの独創で描いている。歴史の基づいて幾つかのエピソードを交えて話しは進み、後半そうきたかたとビックリする展開に。それもありかなと面白く読みました。裏が楽しみ。2015/09/10
m.m
21
信長の遺骨が本能寺から見つかってないのは知っていた。秀吉が絡んでるとは思っていたが………それは信長の自作自演…なるほど!信長の野望が桁外れに凄い!!!しかしそれも戦のない世にする為だが、仕掛けた計略もまた凄い!!!ところどころにある半兵衛の呟きがおもしろかった。官兵衛から見た「裏」が楽しみだ♬*゜2015/01/15
宇宙猫
17
★★★ 信長がえらくエキセントリックだなと思ったら、最後の展開に持っていくためだったのね。これを大河ドラマでやったら非難轟々かもしれないけど、小説なら面白い。2015/10/06
シン
15
最初は普通に読んでいましたが、後半からの展開が凄かった。こんな考え方もありかと思いました。まったくあり得ない話ではないと思います。本能寺の変そのもが謎の多い事件でしたから。官兵衛に軸を置いた【裏】が楽しみです。2013/11/23
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