内容説明
ゲルウィンから巨大ゴーレムのゴンゴルを授かり調子付くダーク。一方、フィーネは聖剣団の初代メンバーが誰も戻らないことに焦りを覚えていた。そんな中、〈竜殺し〉ラッセルがカーラーン軍と共に現れて!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りゅうR
20
少年向けライトノベルズって、どうしてこう買うのが恥ずかしい表紙なんだろう。中身は健全なファンタジーなのに。お姫さまどう読んでもお子様なのに。でも、その一生懸命さがかわいらしい。もっと支えてあげる大人はいないのか。周囲は大人の姿をした子どもばかり。頼るは頼りないダークだけ。でも、フィーネが子どもだから良いのかもとも思ってしまう。泣くのを我慢してがんばっている子なら誰もが応援したくなるよね。今回もダークの口にだまされ自ら崩れていく敵に助けられた形。この調子で全員がもどるまで続くんだろうなあ。2013/08/20
朝夜
11
読了。子悪党ダークの物語第二巻。さすがダークさん!!相変わらずゲスいぜ!!汚いぜ!!卑怯だぜッ!!!(誉め言葉です) ただフィーネに啖呵を切った時と説得する時は少しかっこよく見えました…外道のはずなのにおかしいなぁ(遠い目 フィーネが完全に『あほ』の子扱いでチョット笑えました。最後は結局仲間も増えずに現状維持のままだけどさすがにそろそろヤバくないかな?何はともあれ次巻も楽しみです。ハスターさんにもっと出番をッ!!!(魂の叫び2013/06/03
シュエパイ
10
流石は小物系主人公のダークさん、狡い!巧い!それでいて逃げ足も素敵(笑)今回の部隊長は、一番対極にいるような、ドラゴンスレイヤーの騎士様。一番のアホの子枠が、聖剣使いの子からうつりつつあるよな(苦笑) ブチキレて飛び出そうとしたときの、妄想使いの子からの熱い説得がよかったなぁ。次も楽しみ楽しみ♪2013/06/02
硝翅
9
折り返しの自己紹介で笑った。けど本編読んでる限り、作者がどんだけ発破かけてもどうにもならんぞ、この主人公。いやー、もうほんと決断するけど覚悟はしない辺りがほんと素晴らしい。逆境に立たされて男っぷりが試される主人公は数あれど、ピンチに陥って小悪党ぶりが試される主人公はそういないぜ(笑) さしずめ〈比類なき小悪党〉ダーク。(簡易評価:VS1+)2013/06/04
やす。
8
やはり戦記モノと言えば、少数が作戦を駆使して大兵を陥れるところが醍醐味!前巻では小悪党としての描写が多かった主人公ですが、本巻ではかなり真っ当な作戦で、倍する(どころではない)敵と相対することとなります。誰の考えた作戦がどこまで成功するかは読んでからのお楽しみとして、前巻に比べて作品の方針が見えてきて読んでる途中のワクワク度は↑↑。次巻にも期待度◎!2013/06/16