内容説明
さまざまな肉を食べさせる店「百獣屋」は肉同様、多士済々の御助人が集う「御助宿」だ。書き下ろし時代小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JUN
15
友人に薦められて読み始める。非常に読みやすくサクサク読了。最後の剣戟のシーンは、ハラハラ感のある立ち回りの描写が良い。2015/08/18
sken
7
今回の作品も相変わらずの鳥羽節がたっぷりと入っており、安心していつもの味付けを楽しめます。小難しいことを考えずに小半刻は獣肉臭漂う中、閻魔に似た親父の作る牡丹鍋や紅葉鍋をつついている気持ちで、剣戟シーンと江戸庶民の生活を味わえるのではないっすかねぇ。ただ、今回気になったのはタイトル。ある意味このシリーズ全てを表しちゃっているとは思うんですが、もう考えるの疲れちゃったんですかねぇ? 2013/04/12
タカシ
4
百獣屋の十四郎らは、美人局と女たらしの被害者からの依頼を受ける。調べていくと同じ悪党集団によるものだった。御助宿控帳第5弾。鳥羽さんらしいお話ですらすら読めました。2014/02/12
あかんべ
4
主役はそれぞれ違っていても、どこかで読んだ展開。ただ富島たちが百獣屋を突き止め店を襲う計画を知った時点で、町奉行所に押し込み有と訴えて、取り方を回してもらう手もあったのに。すると見せ場の剣劇もなしか!?使い手同士の剣劇で幕という、いつものパターンでない終わり方もたまには見てみたい。2013/04/17
Zhao
2
このシリーズ読むのは2冊目。 主人公たち御助人の魅力やストーリーは前作に比べると今ひとつかな、と思うけど、これは自分の読み方のせいかも。 剣撃の描写は見事なのでこの手の作風を望む人には秀逸な作品であることは間違いないんだろうなぁ〜2015/04/14