内容説明
武者修行の旅の途中、隠密葵十三郎(あおいじゅうざぶろう)は暗殺されかけていた岩田藩の跡継ぎ松太郎を救った。その腕を見込まれて用心棒に雇われることになった十三郎は、お家騒動の渦中に巻き込まれていく。謀反を起こした家臣らが、城代家老の片岡を人質にして、国許へ帰る松太郎一行を皆殺しにしようと罠をしかけてきた――。田宮流居合の太刀捌きが夜の闇にきらめく、圧巻の剣戟時代小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
41
用心棒血戦記シリーズ1巻。2巻の「破邪の剣」を先に読了。主人公葵十三郎の出自、御側衆真鍋摂津守盛親の三男で妾腹の子で松平伊豆守信明直属の隠密、ただし諸国を旅しながら大名の領内の不穏な動きがあれば父である真鍋に報告する役目。至ってフリーな立場なので話は面白い。今後どんな旅になるのか楽しみ。2014/03/04
トールパパ
6
サクサク読めた。神林は敵の間者かと疑いつつ読み進めたが、最後まで豪放磊落な良い漢であった。葵は八洲狩りの夏目英二郎の陰を薄めた感じ? 続きも読みます。2014/04/16
市之丞
2
前半、かったるいところはあったが、こういう話もいいなぁ。2013/07/09
サワ
0
構成と展開はいいけど肝心の戦闘がなぁ…、読みやすいっちゃあ読みやすいけれどおんなじ文章やたらと出てくるし名前わかんなくなるしなぁ…うーん。2015/02/04