内容説明
溜池沿いで松坂藩士が斬り殺された。下手人も同じ藩士で手練の業だ。数日後、江戸屋敷から藩士四人が密書を携えて国もと上野(こうずけ)国にむけて旅立った。松坂藩では改革派と門閥派が国を二分する争いを繰り広げていた。幕府隠密の葵十三郎は廻国修行の兵法者・神林弥五郎とともに四人と同道する。一刀流免許皆伝の十三郎と、真気流槍術の遣い手・神林が獅子奮迅の活躍! 長篇時代剣戟。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
104
用心棒血戦記「上州密殺旅」4巻。これで最終巻一抹の寂しさが楽しく読ませてもらいました。2016/04/25
Tatsuhito Matsuzaki
2
用心棒血戦記シリーズの4巻目 舞台となる藩は違えど、闘う相手と味方は代わり映え無し。う~ん、4話目にしてマンネリ感かぁ…2020/07/04
Giyaman Teialuji
1
骨太いね(^o^;)2022/10/05
Masayoshi Arakawa
1
2017030405 108 シリーズ幕開け。鳥羽さんにいては面白いが・・・ さてと、続けて読むかよおく考えてみよう。2017/03/04
のんぶぅ
1
幕府隠密の葵十三郎に付き従う小者・茂平の、女御庭番からの繋ぎを伝える時の態度とか様子が、十三郎に身を寄せながら接するかのごとく、話す仕草が目に浮かび、何とはなしに仄々としてきます。道中の助働きに感謝の意を込め、ゆきさんに美味しい料理などを食べさせてやるべしと、お節介を妬きたくなりますが......老中直属の御庭番にて、旨く断られることを期待するのは邪推でしょうか。2016/01/09