バーズコミックス スピカコレクション トーチソング・エコロジー (2)

著者名：いくえみ綾【著】

幻冬舎コミックス（2014/01発売）

• ISBN：9784344827110

内容説明

いろいろと芽の出ない役者・清武迪が体験する、不思議な物語。隣に引っ越してきた高校時代のクラスメート・日下苑。苑に憑いている（？）謎の少女。そして、突然現れた死んだはずの親友・高遠峻。さまざまな不思議な出来事と哀しみが迪の「普通の生活」を一変させる。謎の少女の正体は？そして、再び訪れた峻との生活に迪は？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[匠]

登場するどの男女もどこかに実際にいそうなほどリアル。綺麗事だけで終わらない生々しさと深さ、嫌悪感や臭さや痛みを伴う人間たちの哀愁。公園で遊ぶ母子の描写一つでも人間の裏と表の描き分けがされていて、それだけに幽霊のような謎の少女の存在がとても気になる。完結する頃にはじわじわと感動してみたいから、全何巻になるのかもわからないけれど引き続き読み続けてみようと思う。

2014/02/04

[ソラ]

苑の執着が怖い。そして新キャラのかなえはどう絡んでくるのかな

2013/01/27

[薫子]

苑こえーな(ノД｀)でも、「許さない」の対象がスーではなく「あたし」なのが救いだな。「子供」が苑の隣に戻った。で、峻が消えた。峻がいたからスーの仕事が順調だったとすると、今後スーの仕事は停滞してしまうのかしら・・？あと、水澤かなえちゃんはなんなんだろう。いい子っぽいけど、峻が「この女のそばにいんの つらい」って言うし。むむむ。それにしても、表紙・裏表紙好きだな。峻の楽しさ、嬉しさが伝わってくるみたい。

2013/01/25

[たべもも]

★★☆☆☆。少〜し仕事が軌道に乗ってきた主人公と相変わらずの見えない存在(達)。隣の女は喉がﾀﾞﾒになり無職でｼﾞｬｶﾞｲﾓ料理ばかり作ってる。この巻は皆色々重いと言うか深いと言うか、色々歯切れ悪い(ﾜｻﾞとだろうけど)ｼｰﾝばかり。いまだ掴めず…。

2015/01/14

[天の川]

面白いです。1巻はそれなりに自分の中で収まったけれど、2巻は…どうまとめたらいいのかわからない。けど、引き込まれる。峻の霊と苑の生霊が重なるのが怖い。愛されたくてどんどん重くなっていく苑はどこへ行くんだろう？スーを失望させた自分を許さないという苑が切なく、「まだ歌っていない歌がある」というシーンに次への希望を感じる。四つ折の挟み込みのリーフレットがちょっと楽しかった♪

2013/01/30