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内容説明
売れない役者・清武迪(きよたけすすむ)のアパートの隣の部屋に引っ越してきた、元同級生の日下苑(くさかその)。そして迪だけに見える謎の少女。彼女たちの歌が、迪の日常を揺り動かしていく......。この世の片隅で紡ぐハーフビター・ラブソング。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
222
謎の少女を気にさせつつ主人公の過去に触れる手法でワクワクしながら読めた。よくいろんな人があっけなく死ぬ感じが非現実的な印象を受けた。2017/07/22
匠
129
昔、アメリカ映画の『トーチソング・トリロジー』を観てすごく感動したので、この作品のタイトル見た瞬間、それのコミック化だと早合点してしまった。エコロジーがただの語呂合わせじゃなく、今後どう意味を成していくのだろう?読み進めていくにしたがって、渇きとか喪失感とともにせつなさが押し寄せた。トーチソングとは元々、片想いや失恋を詠った歌のこと。この作品では亡くなった友達の幻影を見せる少女の存在がどう関わっていくのかがどうやら見所なのかな。ファンタジーだけに終わらない奥深さが期待通りだといいなぁ。2014/02/04
たべもも
27
★★☆☆☆。レンタルの数合わせに借りてみた。いくえみ作品ってなかなか始まりが掴みにくいと思うのは自分だけでしょうか?主人公がうだつの上がらないタイプの男で、彼の知人の死や見えない者の存在、お隣さんとの出会いを見たけど、今のところ言わんとする事がワカラナイ…。絵自体は昔から好きではあります。とりあえず全部借りたので読んでみる。2015/01/14
はちこ
23
ファンタジーな要素はあるけれど、描かれる人間が全て漫画的な訳ではなくて時に痛々しい程リアル。えっと、個人的に元々BLが好きだからスーに思いを寄せていた峻が愛しくて仕方ないのかは解らないけれど、さらりと、でもじわじわと気持ちが伝わってくるこの感じいいなぁ。泣かせよう泣かせようってしていないような気がするんだけど、切なくて甘酸っぱくてね……2014/01/29
ソラ
22
いくえみ綾のスピカ連載作品。潔く柔く以来好きになった作者なので、迷わず購入。よくある少女漫画と違ってけっこう好き好き大好き超愛してる的な雰囲気ではないところが良いなー。峻の気持ちの伝え方は切ないなー。あれは。うん、真実の口か…2012/08/18