内容説明
長崎開港以来初めてとなる「武芸仕合」の開催が決まった。長崎奉行所の与力格・伊立重蔵も腕を見込まれてエントリー。出島にいる阿蘭陀(オランダ)人の大男、腕自慢の唐人、さらには重蔵と江戸で因縁の関係だった男まで出場して……。いよいよ重蔵の江戸での過去も明かされます。物語が大きく転換する、書き下ろし時代小説シリーズ第5弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
高橋 (犬塚)裕道
7
星3.5。今回も筆のノリは良かった様だ。重蔵の過去で話が始まり、当に江戸の仇を長崎で打とうとする悪党との勝負を主軸に楽しめた。が然し文章の説明臭さは何とかならんかなあと思う。語尾を少々直すだけで何とか成ると思うんだけどなあ。2017/04/29
あかんべ
1
シリーズ初めからあった重蔵にあったもやもや感は、ああ、こういうことだったのねと思う解決編の最終巻。強さは今まであまり強調されなかったが、今回は負けられない勝負とあって強さも全面的に押し出されている。なにより読後ああ~よかったねとつぶやいてしまった。2013/02/15
goodchoice
0
そもそもの事の発端が江戸にあり、それがこの物語の根底にあることがわかった。妻子とも理解しあえたし、長崎武芸大会では優勝するし、心に棘が刺さった基である親友の死も謎がとけ、めでたし、めでたし!2016/03/01
松風
0
長崎で討つ話。
だいゆー
0
重蔵の苦悩の原因がようやく分かり…仇を討って家庭円満(^^)2013/04/22
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