内容説明
かつて御家人だった幇間の玉吉。裸踊りで座敷を沸かせ、深川の長屋で平穏な暮らしを送る。ある日、己の過去を知る人物から呼び出された玉吉は、三年前から江戸を荒らす押し込み強盗について調べ始める。裏で糸を引く存在に気づいたことをきっかけに、次第に黒い陰謀に巻き込まれていくことに……。果たして、玉吉は稀代の悪に正義の剣を振るうことができるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
10
もっと気楽で軽い物が読みたいこの頃2024/12/15
あかんべ
8
最初もっと軽いそうでげすよ、なんて言う幇間のコメディーかと思ったら、重い過去を背負った武士の話だった。そのギャップに戸惑いながらも生きることを玉吉が語る最後のセリフは、涙が出そうになった。2013/03/10
ひかつば@呑ん読会堪能中
5
蝦夷地に10年以上いた元御家人で今は幇間の玉吉が奉行所与力から裏仕事として悪の始末を頼まれる話。面白かったのだが、最後の卑怯な相手を残す中途半端な闘いは今一つすっきりとしなかった。2013/05/18
25325
5
時代小説として素晴らしい描写という触れ込みでしたが、私のような初心者には少し荷がおもい。ストーリーとしては、主人公の芯の強さが格好良いです。もっと私に知識があれば、主人公の設定が物凄く奇異で、だから格好良いという印象になるのでしょうけど。2013/01/16
Aki
4
これがデビュー作なんですか? 面白かった〜 元御家人の幇間が謎を暴いていく物語。主人公には哀しい過去もあり… シリーズになったら読んでいきたい本です。2012/12/21
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