内容説明
きっと幸せになれると信じていたのに。ラニは母の故国ラヒリの王の求婚を受け、王妃となった。貧しい村娘に訪れた幸運を、周囲の誰もが羨んだが、冷酷な王がラニを愛する日はこなかった。ラニは孤独に耐え、王妃の役割を演じ続けた……。5年後、国王が急死し、葬儀のため王の弟アルン・ジャヒールが帰国した。ラヒリの法律に従い、世界的に有名なこの魅惑のプレイーボーイと、ラニは結婚することになる。アルン・ジャヒールに見つめられた瞬間、ラニの体を今まで感じたこともない熱い渇望が駆け巡った。■ジェニファー・ルイスのロイヤル3部作〈王宮のスキャンダル〉――3人のプリンスたちが波瀾を乗り越え、真実の愛をつかみとる情熱の物語です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アクアマリン
1
王家ものでも南国。島国らしい。王が失踪し、遺体が見つからない状態での葬儀。王の弟と、王の未亡人が結婚するしきたり。弟は、アメリカで映画監督。ヒロインは、王から虐待されていたことを誰にも言っていない。しきたりやら、今は21世紀だよー。2020/06/09
晴久
1
読みやすかったです。ハーレクインは英国とかの貴族もの(たぶんリージェンシーというやつ)しか読んでなかったので、新鮮でした。文庫よりも短いのかな?さらっと読めて、ハーレクインの安定感を実感しました。2013/04/20
あゆち
0
国を出て映画監督として活躍しているA.Jは、兄の葬儀の為に戻った祖国で兄の妻だった女性と結婚して王となるようにと迫られる。ラニはとても美しく魅力的な女性で・・な話。ちょっとミステリ風味もあってなかなか面白かった。2013/11/17