内容説明
比類無き名探偵・御堂八雲の裏切りを知った探偵助手の望は、ヒトデナシ憑きの少女・芹と逃避行を始める。八雲、魔縁、警察、三者に追われながら、師匠である秋津のもとへと走る望たちだったが、秋津は望みを置いて失踪していた……。芹を守るため、探偵の矜恃を守るため、望は、自らの手で、八雲と対決することを決める。シリーズ最大の謎と苦難が待ち受ける、大人気シリーズ第五巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
33
たくさんの人たちが酷く、苦しむように犠牲になりすぎて辛かったです。でも本当の自分を消そうとしていた蜘蛛と無貌の出会いは人々にとっては不幸だけど蜘蛛にとって幸福だった。近松さんが茜さんのことを思っていたのは唯一、人間として受け入れてくれた人だからなのかと思うと切なくなります。全てを見通した上で策を張る蜘蛛に対して無力感の中でも立ち向かう勇気は捨てなかった望が下した決意が凛然とした彼らしくもあり、哀しい。望の尊厳に敬意を示そうとした無貌に対してのエゴとも言える願いへの無貌のあの言葉の二重の意味も遣る瀬無いです2012/12/13
雪紫
19
前作のネタバレ平然とあらすじに書いてある・・・。望と芹が純や健太と一緒に行動したり茜と近松の再コンビにニヤニヤ・・・としてた自分マジお花畑。な程に蜘蛛や展開は容赦ない。ミステリをかなぐり捨てた展開の中で世界の謎を問う八雲が一番探偵してる。最後の秋津、気持ちはわからなくもないし、わたしが彼だったら同じこと頼むかもしれないけどやっちゃったよ・・・。これで次完結。
CCC
11
副題に反してこの巻ではバトルものに大きく振れている。キャラの思いや関係性の動きが激しく、エンタメ的楽しさがあった。2022/02/22
たこやき
10
まさしく怒涛の展開。全てのことについて先回りして策略をめぐらせる八雲と、それでも抵抗する望。その結末……。ここまで、どちらかというと、望が頑張って、最後の最後に秋津が解決して……と感じていたのだけど、秋津もまた、望に救われていたのがよくわかる。そして、それだけに「望を助けるため」の決断が切ない。次で完結とのことだけど、ここからどうまとめるのだろう?2012/12/16
じゅんぢ
8
まさかの展開にびっくりした。蜘蛛が強すぎてどうやって倒すのか興味深かった。ここまで悪役に徹しているキャラクターも珍しい。2016/07/15




