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内容説明
炭窯作って炭焼きでおこづかい稼ぎ。「電気なんていらねー」と息巻いて、無電化生活に挑戦。食卓のサケ自給(1年分)を目指して、北海道は知床でサケ釣り――。震災にもへこたれず、ますます進化と深化を続ける原人ライフ! 福島県の山中で自給自足を目指す漫画家・守村大の、大好評イラスト&エッセイ第2弾!
目次
原人、炭を焼く(事の起こりと整地 炭、なんぞや!? 煙道と窯壁づくり ほか)
原人、無電化で暮らす(無電化生活宣言 別居 「のぐそ」の流儀 ほか)
原人、知床でサケを釣る(いざ知床 富良野の満腹 網走の欲情 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
37
2012年刊。福島白河の里山で、自給自足を試みる漫画家のイラストエッセイ。分かりやすいし、著者が大らかで説教くさくない。炭焼きへの情熱には感心した。ハードな窯作りに始まり、持久戦の焼き工程、窯出しの緊張感まで、絵の力を駆使して表現する。原料木集めも含めて大変な重労働ゆえ、完成品を慈しむ著者の姿に安堵した。これを目指すべきとは思わないし、著者も言わない。苦労の中で実感する、裸火の良さ、犬や鶏のありがたさに町暮らしと違う幸福がある。その先は各自の問題。親切なようで、実は暴力的な今の社会から離れる意味も大きい2020/07/24
tamako
6
原発事故を受けての節電生活、おそるおそる山菜食べたり、線量計を持ち歩いたり。かと思うと長野に集って豚の丸焼き食べたり知床で釣りしたり。虫に悩まされつつも刃物を振るい、時にはバイクで走り回る。やっぱり楽しそうだ。2021/05/23
onasu
6
新白河に雑木林を購入し、自ら丸太小屋等のを建設(1冊目)、自給自足を目指す原人:著者のおもしろ記。 2冊目は、炭焼き、無電化暮らし、鮭釣り、そして大震災。福島中通り、てことで震災そのものより、被曝問題。したところでの無電化生活決意。 にしても、原人、生活を謳歌しています。現金収入は乏しい(?)ようですが、山の幸を堪能し、虫や獣と格闘するも、農作物も収穫。無電化生活では、嫁:母屋で電化生活と数歩の距離の作業小屋での別居暮らしになりますが、ちゃんと協力してくれるいい嫁さんです。 次冊も期待しています。2012/11/28
25325
5
これからログハウスを建てるとはいえ、ここまで来ると、ちょっと過酷すぎて参考にならないくらいです。とはいえ、読み物としての面白さは前作同様。 特に大震災のくだりは、言い過ぎず、だからこそ、重い。そんな印象を受けました。2012/08/27
たかひー
2
★★★★ とても真似できないけど、そんな生活をしている作者がちょっとうらやましくも感じる。絵も心が和む。2018/02/18