内容説明
飯塚有里が県内有数の進学校である美園女子で、ボート部に入部する。待っていたのは、1年365日ボートにささげる生活だった……。おしゃれして友だちと映画行ったり、他校の文化祭ひやかしにいったり、誰かを好きになったり、デートしたり……思い描いていたそんな青春を全部捨ててインターハイ優勝をめざしていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみねこ
62
アンソロジーで知った濱野京子さん、初読みです。高校入学後、好きな部活に入ろうと思い、有里が選んだのはボート部。ボートを知らないで読んでも面白い!王道の部活小説で爽やかな読後感です。続けて2・3読みます。2017/03/11
真理そら
53
埼玉の名門女子高を舞台にした漕艇部の話。体育会系蔑視?の家庭環境の中で有里は中学時代にバドミントン部を続けることができなかった。高校入学後バド部に入部しようとしたがついて行けないことを知り、全員がスタート地点にいるはずの漕艇部に入部。デートもできない程ハードな日程の部活に驚いた。もりもり食べて鍛えて体を作ってきた有里が食欲をなくすほど悩んでいる状況を、「うーん青春だなあ いいなあ」と思ってしまった自分が悲しい。2024/03/25
七色一味
48
読破。浦和一女じゃん、と思ったら、まさにその通りでした。あそこは制服は本当にデザインが古いんですよね~。ちょっと出てくる調神社(つきじんじゃ)も懐かしい──。これも表紙や挿絵があまりにも少女小説っぽいですが(まぁ、実際主人公は少女だし、女子校舞台なので少女小説でもいいんですけど)、中身は結構本格的なスポーツ物です。2013/05/09
mocha
40
ボート部に入った女子高生が、部内での人間関係や家族との些細な軋み、淡い恋などに悩みながら成長していく物語。ボートという馴染みのない競技の話だけど、その大変さや漕ぐ爽快感を、主人公と一緒にゼロから知っていける。YAのスポーツものとして「かくあるべき」安心のストーリー。次巻も読んじゃおうかなー。2015/07/24
小川欄@宿題テストが…(-_-;)
23
頑張れ*\(^o^)/*2017/01/20