アルキヘンロズカン (上)

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アルキヘンロズカン (上)

  • 著者名:しまたけひと【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 双葉社(2013/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575943528

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内容説明

四国八十八カ所の寺を巡れば願いが叶うと信じられる“遍路”。学生、外国人、時に逃亡者。彼らはいったい何を願い求めて歩くのか。漫画家として行き詰まった男と、いつも仏頂面で無職の女。それぞれがそれぞれの理由で四国遍路旅に出て――。著者が実際に四国遍路で聞いて見て経験した様々な出来事を元に描いた、あらたな旅コミック!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワダマコト

14
そもそもなぜ四国八十八ヶ所のお寺を巡ると願い事が叶うのか、という話の元ネタを知れたのが一番の収穫だった。あんまり説得力のある話ではなかったのだが、それでも日本で受け継がれてきたのには、努力と根性の要素が日本人の気質とマッチング下からではないだろうか。2014/12/16

田中

7
四国を歩き遍路しながら自問自答で苦しむ主人公。売れない30代漫画家の苦悩、進路、結婚、親、一人で考え込むと余計苦しくなるのに、それが歩き遍路なのだとわかりました。面白い作品です。2013/11/07

Yuji Hamano

7
お遍路に潜むいろいろなことを教えてもらいました。昔には不治の病になると遍路に出て死ぬまで歩き続けた人も多くいんだろうなと回想ししてしまう。遍路の間じゅう著者の自分自身との対話が繰り返されている様子が壮絶。2013/10/16

JACK

6
☆ 30代独身の売れないエロ漫画家、グダグダと日々を過ごす元OL、メイド喫茶でバイトする女子大生、研修で四国を廻る団体職員、それぞれの登場人物がそれぞれの想いで歩く四国お遍路の漫画。失った子供の供養のために歩く人、人生に悩みながら歩く人、自分探しに来た人を非難する地元民、お遍路さんのフリで接待に甘えて定住する職業遍路、接待に見せかけて女性を狙う悪人・・・。「そんなてめぇに都合の良い自分ばっかり見つかるわけじゃないから」というセリフと、「そこは、人生が凝縮された道」という帯が全てを言い表している。オススメ。2012/07/02

Kohiyama Ayumu

5
一人で歩いている間、否が応でも自分と向き合わされる。この自分と向き合っている間の細かな描写がえぐすぎて秀逸なのだ。漫画家として成功していないけど、いつか成功したい気持ちと、成功できないかもしれないと思う不安な気持ちが襲ってくる。ただ、そんな自分と向き合うことで何かが見えてくるのかもしれないと期待をもたせた上で次へ続く。 自分探しをバカにする人がいたら、この漫画に出てくるこんなセリフをぶつけるといい。 「まあ、そう言わずにいっぺんやってみろって。そんなてめぇに都合の良い自分ばっかり見つかるわけじゃないから。2013/10/31

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