角川つばさ文庫<br> ようこそ、古城ホテルへ ~昼下がりの戦争~ 〈3〉

個数:1
紙書籍版価格
¥682
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

角川つばさ文庫
ようこそ、古城ホテルへ ~昼下がりの戦争~ 〈3〉

  • 著者名:紅玉いづき【作】/村松加奈子【絵】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • KADOKAWA(2014/03発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784046312419
  • NDC分類:K913

ファイル: /

内容説明

四人の少女が女主人をつとめる古城ホテル『マルグリット』に、お客さまが訪れた。ひとり旅だという客の名前はランゼリカ。目もくらむほどの美少女だけど、なんだか妖しい雰囲気で……? さらに、女主人のひとり、ジゼットの祖国からも髭ヅラの軍人たちがやって来て、ホテルで秘密の会談を行うことに。そのうえ『戦争』だなんて怖い言葉も飛び出して、またまた古城ホテルは不穏な空気で包まれる……!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

37
選ぶ。自分が誰を信用するか。誰を自分の傍に置くか。出来ない事があって、足りない事があって。知らなかった事を突き付けられる。逃げていた事を思い知らされる。そして、その上で判断せよと迫る。あなたを必要としている人がいるから。互いの得手不得手を補い合う、四人の女主人達。場を和らげる者、光を見護る者、言葉を突き付ける者、大局を見極める者。あの頃の独りぼっちの彼女は今はいない。此処にいるのは、戦争の中で生まれて今も何かと戦い続けて、決して揺らがない。気高く力強く、そして何より美しい。立派な古城ホテルの女主人なのだ。2012/07/25

nyanco

30
シリーズが始まった時にはジュニアシリーズなんて大丈夫?と心配したのですが、本当に良い作品に成長しています。ジュニア本ですが、すっかりハマリましたwそして紅玉さんファンも多くの方が楽しんでいらっしゃるのではないでしょうか。今回は元軍人のジゼットの巻。ジゼットが所属していたボルドー国の軍隊と、ボルドーに支配されていた小国・ケリルとの会談の場所に古城ホテルが選ばれ…という展開も4人の女主人達のそれぞれの働きっぷりもとても良かった。続→2012/07/17

masa

29
すっごく面白かった!自分にどんぴしゃなツボが所かしこにあるのだよ!と、先生の作品に触れるたびに思うのだった。さて、今回は四人の少女のひとり、軍服よろしく、美貌で女性陣の心を瞬時に攫うジゼットのお話。古城ホテル『マルグリット』に訪れる客人たち。ひとり旅だと称し訪れた目もくらむほどの美少女、ランゼリカ。妖しく不穏な雰囲気を纏う彼女に早くも波乱の予感。ジゼットの祖国から来た髭ヅラの軍人たちと、ある王国の人たち。秘密の会談。戦争…。想いと覚悟は言葉と力に。各々が灯す意志と強さ。見え隠れする込められた想いが愛しい。2015/02/16

むつぞー

19
元軍人・ジゼットがメインの物語。ジゼットの故国がホテルで国家的会談が…。 児童向きでありながら毎度テーマは重いものがあると思います。でもそれ以上に、ジゼットや元上官、そして士官学校の友人とかもカッコイイ。 もちろんホテル側のみんなもね。 このままでももちろんいいのだけど、児童向けじゃなくって、もっとしっかり描かれた物語でも読んでみたいとちょっと思っていたりします。2012/07/17

すみの

15
2巻でピィと元泥棒フェノンのお話だったが、3巻では男装の麗人ジゼット中心の話。元ボルドー国軍人で、国と国との交渉の場がこの古城ホテルになる。ジゼットのかつての上官や捕虜として敵国に捕まっている友人、ジゼットの恩人の孫、そして交渉相手国の代表団。登場人物が多いですが、私は3巻が一番面白かったかな。交渉のかけひき、恩人の孫ランゼとの腹をわった話、なによりジゼットに興味があったので楽しく読めた。2013/05/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4961695
  • ご注意事項