角川つばさ文庫<br> ようこそ、古城ホテルへ ~私をさがさないで~ 〈2〉

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角川つばさ文庫
ようこそ、古城ホテルへ ~私をさがさないで~ 〈2〉

  • ISBN:9784046312006
  • NDC分類:K913

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内容説明

湖のほとりの白い古城。背筋を正して、客を迎え入れる四人の少女たち。そう、ここは、彼女たち――四人の女主人を擁する、世にも珍しい古城ホテル『マルグリット』。にぎやかで、でも平穏なそのホテルに、ある日事件が勃発! 女主人のひとり、ドジっ娘魔女ピィを捕らえるために、賊が潜入したのだ。抵抗むなしくピィは連れ去られ……!? これは不思議なホテルを舞台にした、四人の少女の切なくも優しい友情物語

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

42
追われ、迫害され、求めて、命じられるがままに……四人それぞれの事情で古城ホテルへと集まってきたメトリーゼたち。合法、非合法いろいろ使って、それでもこの城は彼女たちにとっての帰る場所になった。過去に何をしてきたのかは変えられないし、その人がいきなりその人でなくなることなんて出来なくて、今の自分は中途半端な生き物だろうけれど。それでも、彼女たちは手に手を取り合って進み続ける。未来にもきっと、自分たちの過去は付きまとう。逃れることはできない。だけど、あそこが私たちの帰る家。愛すべき場所。そこを目指してまっすぐに2012/02/26

masa

34
面白いっ!先のシリーズ1では、四人の出会いと古城ホテル・マグリットとの繋がりが描かれた、正に序章的なものだったと気づく。今回は、四人それぞれの想いと行動が熱い!その原動力となるは、固く結ばれた友情。願いは意志に、意志は力に。そんな強く胸打つ想いが炸裂する。生きることは、選ぶこと。罪ある二人の過去の重さと真実。その過去とも決着する時がきてー。世にも珍しい古城ホテル・マグリット。煌々と灯る明かりは旅人に暖かさと心強さを。訪れるお客さまには不自由なき滞在を。彼女たちの誠意あるおもてなし。切なくも優しい友情物語。2015/02/03

nyanco

23
紅玉さんがジュニア向け小説!?と、前作では心配したのですが、本作は、キャラ達が実にのびのびと自由に動き出し、楽しませて頂きました。各々のキャラの違いも明確になって役割分担もきちんとなされ、4人が生き生きとしてきました。シリーズのこれからが楽しみ!今回は、ドジっ娘魔女・ピィの物語と、元大泥棒・フェノンのお話。ピィの話は4人の友情の物語と言った感じ。義賊好きの私は、フェノンの話をワクワク楽しませてもらいました。お姫様・リ・ルゥのキャラも生きているし、うん、楽しい!続→2012/01/14

らじこ

22
今回はピィとの友情のお話、そして怪盗フェフルールのエピローグのような話。キャラとしてはフェノンが好きなのだけど、うーん…。わたしの頭が理由か、舞台が理由か。細切れで展開が早く感情移入のしづらい作品だなと思った。もう少しじっくりと、ワルツさんのように落ち着いて読みたい感じだ。以前のファンタジーのように、雰囲気を大切にしたところも欲しいかもしれない。古城ホテルがイメージしづらいのはもったいなく感じた。作者は好きなので、もっと楽しんでこの物語を読めるようになりたいものだと思う。2015/11/01

雪守

19
シリーズ第二弾はピィとフェノンの二つの話。暗い側面も確かにありましたが、この四人が揃えば最強ということがよーく解りました。リ・ルゥの勇ましい指揮力、ピィの明るさ、ジゼットのクールさも見物だけど、やっぱりフェノンの独特な自由人振りが個人的には大好きです。次はジゼットの話とのことだけど、そろそろイケメン以外の姿が見たいというのは我儘でしょうか。それにしてもヘルハウンド(笑)の扱いが非常に酷い。2011/12/25

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