内容説明
うっかり助けた若旦那が、八丁堀一のこよなく頼りない同心になった! 義理で始めた岡っ引稼業に、何の因果か新米同心のお目付け役も加わって……。累計65万部「大江戸番太郎事件帳」(廣済堂文庫)や「隠れ同心闇裁き」(二見文庫)の著者の新シリーズ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カバン
7
ベテラン岡っ引きヌウが、恩義のある人の息子である新米同心を支えて一人前にしていく。ヌウという名前にどうなんだろうと心配でしたが、派手さはありませんが捕物帳の基本的な感じがして楽しめました。2016/03/27
だいしょう@SR推進委員会
5
この変わった名前の岡っ引きの本名は縫太郎。幼い頃家に盗賊に入られ、家族は皆殺しに。自分と妹は難を逃れたが、引き取られ先で別れ別れに…。大人になり所帯ももち、縁があって岡っ引きになった今も、ヌウは仇である盗賊と別れた妹のことを忘れたことがない。そんなヌウが手札をもらっているのが、恩ある商家から同心になった次男坊。あまりのたよりなさに読んでる方が卒倒しそうだが、よき上司にも恵まれ、まずはヌウの思惑どおり一歩ずつ同心としての階段を昇っている。まずは序盤の巻か。ヌウの過去がどう解決していくのか、楽しみになった。2012/06/30
めにい
4
骨のある岡っ引に頼りない新米同心、イメージする軽い雰囲気はなく、まじめで主流派の手堅い印象。夢中になるほどの魅力はないが楽しめる。2016/04/03
nyanlay
2
初めての作家さん。シリーズになってるのかな?一冊目だから登場人物の紹介的な感じが強かったので、新米同心がどう成長するのか読んでみたいな。2023/07/15
nyaboko
2
…なんだろ、一言でいうなら「面白くない」。人情あるし、捕り物もある。でも文体や話の進め方で台無しになってる印象。2013/01/19