出版社内容情報
兵法書・戦略論の古典として知られる『孫子』。二千数百年前から読み継がれてきたが、現在読まれている版が三国志の英雄・曹操の注釈にもとづくことはあまり知られていない。本書はまず、孫武と孫ぴんのどちらが主な著者かという成立の謎と、曹操の解釈を解き明かす。そして、『孫子』の特徴を合理性・先進性・実践性・普遍性に分けて追究し、今日に活かすヒントを探る。巻末に『孫子』全十三篇の現代語訳を収録。
内容説明
二千年以上にわたり読み継がれてきた兵法と戦略の名著『孫子』。この古典を整理し、最も重要な注釈を付したのが三国志の英雄・曹操だ。本書は最初に、孫武と孫〓(そんひん)のどちらが著者かという成立の謎に挑む。そして曹操の解釈を踏まえて、合理性・先進性・実践性・普遍性という四つの特徴から読み解く。『孫子』が見抜いた、戦争や組織の本質は今の時代にどう生かせるか。巻末に『孫子』全十三篇の現代語訳を収録。
目次
第1章 二人の孫子と二冊の『孫子』―孫武と孫〓
第2章 曹操による十三篇の確立―孫武十三篇に注す
第3章 戦いとは何か―兵なる者は詭道なり
第4章 合理性―戦はずして廟算して勝つ
第5章 先進性―三軍も気を奪ふ可し
第6章 実践性―日に千金を費やす
第7章 普遍性―君命に受けざる所有り
終章 『孫子』の生かし方
附章 『孫子』現代語訳
著者等紹介
渡邉義浩[ワタナベヨシヒロ]
1962(昭和37)年、東京都生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。文学博士。大東文化大学文学部教授を経て、早稲田大学常任理事・文学学術院教授。大隈記念早稲田佐賀学園理事長。専門は「古典中国」。三国志学会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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