中公新書<br> 孫子―「兵法の真髄」を読む

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孫子―「兵法の真髄」を読む

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  • サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121027283
  • NDC分類 399.2
  • Cコード C1222

出版社内容情報

兵法書・戦略論の古典として知られる『孫子』。二千数百年前から読み継がれてきたが、現在読まれている版が三国志の英雄・曹操の注釈にもとづくことはあまり知られていない。本書はまず、孫武と孫ぴんのどちらが主な著者かという成立の謎と、曹操の解釈を解き明かす。そして、『孫子』の特徴を合理性・先進性・実践性・普遍性に分けて追究し、今日に活かすヒントを探る。巻末に『孫子』全十三篇の現代語訳を収録。

内容説明

二千年以上にわたり読み継がれてきた兵法と戦略の名著『孫子』。この古典を整理し、最も重要な注釈を付したのが三国志の英雄・曹操だ。本書は最初に、孫武と孫〓(そんひん)のどちらが著者かという成立の謎に挑む。そして曹操の解釈を踏まえて、合理性・先進性・実践性・普遍性という四つの特徴から読み解く。『孫子』が見抜いた、戦争や組織の本質は今の時代にどう生かせるか。巻末に『孫子』全十三篇の現代語訳を収録。

目次

第1章 二人の孫子と二冊の『孫子』―孫武と孫〓
第2章 曹操による十三篇の確立―孫武十三篇に注す
第3章 戦いとは何か―兵なる者は詭道なり
第4章 合理性―戦はずして廟算して勝つ
第5章 先進性―三軍も気を奪ふ可し
第6章 実践性―日に千金を費やす
第7章 普遍性―君命に受けざる所有り
終章 『孫子』の生かし方
附章 『孫子』現代語訳

著者等紹介

渡邉義浩[ワタナベヨシヒロ]
1962(昭和37)年、東京都生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。文学博士。大東文化大学文学部教授を経て、早稲田大学常任理事・文学学術院教授。大隈記念早稲田佐賀学園理事長。専門は「古典中国」。三国志学会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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内藤銀ねず

20
これまで数々の孫子解説本を読んでみましたが、三国志研究の大家が書いたこの本は、とりわけユニーク。他の解説本では省略されがちな魏武注(曹操の解説)の方をメインで解説していて、曹操が孫子をどのように受容し活用したか詳細に書かれてます。そう、この本は三国志好きのための本なのです! というかこれまでの解説本がいかに魏武注に頼って書かれていたかが分かっちゃう、業界の人たちには非常に迷惑な本だと思います。ただし孫子の本文をある程度理解している人、三国志を通史で読んでる人向け。2022/12/30

nagoyan

16
優。記憶違いかもしれない。嘗て読んだ中公文庫「孫子」に、著者が孫武か孫臏か定説をみないとあった。本書では銀雀山漢簡を根拠に孫武であるとする。こういうところに、学問の発展に寄与する偶然の発見の興味深い一例をみる。さて、本書は、三国志で有名な魏の曹操が孫子に付した魏武注に従いつつ「孫子」を読み解いていく。曹操は、当代一の軍人・政治家であり文化人。儒教的価値観から離れ、孫子がその基礎に置く老荘思想に忠実に、そして自身の豊富な経験に従って、深い理解で孫子を解釈する。本書において読者は、曹操の巨大な人格に接する。2022/12/08

さとうしん

16
『孫子』そのものとともに、『孫子』に注釈した曹操の『孫子』理解、ひいては曹操の軍事思想、『老子』なども含めた曹操の思想をも考察するつくりになっているのが面白い。魏武注以前の『孫子』の形態やテキストの校勘について触れている点もよい。2022/11/20

ジュンジュン

13
三国志研究の第一人者がなぜ孫子?現在伝わる孫子十三篇は三国志の英雄曹操が注釈を付し整理したもの。なるほど納得。今回初めて孫子を読んだが、少しイメージと違った。「敵を知り己を知れば…」「風林火山」など有名な文言を列挙した、戦いの本質とか心構えみたいなものが書かれていると思っていた。そういう面も勿論あるが、意外と具体的な指摘、例えば戦闘の局面や地形の違いに対する対処法なんかも載っていて、ちょっと意外だった。さすが渡邊先生、守備範囲が広い!2023/01/10

coldsurgeon

7
曹操の注釈に基づいて「孫子」を読むと、ロシアのウクライナ侵攻が、その戦術等が「孫子」にそぐわない部分が多いことに気づかされる。孫武、孫賓、その後の一派が作り上げた「孫子」という書籍は、哲学的で普遍的な内容を持っている。そしてそこから何を読み取るかは、人それぞれだろう。2023/02/09

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