内容説明
銃撃されても、茂木は止まらない。失踪した親友・瀬口に真実を聞くため。愛する女・純子を守るため。だが、調べるほどに瀬口の婚約者・美紗緒への疑心が膨らむ。そこに飛び込んできたのは、大物右翼の調査を任せていた友人の変死の報。復讐に燃える茂木は真相に向けてさらに加速する。だがそれは、新たな危地に踏み入ることを意味していた――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
22
文庫3分冊の2。購入時の心配はどこへやら!?かなりのスピードで読了。まだまだぼんやりとした絵しか浮かんでこない中、瀬口の妹・純子の身を守りながら、茂木1人で動くには限界アリ。信用のおける友人、知人に調査を依頼するが、1人は殺害され、1人はボコボコにされ、彼自身も銃撃され負傷。調査を進めれば進めるほど、瀬口の婚約者・美沙緒が怪しく思える一方、香港返還前の中国裏社会の動きも目が離せない。主人公・茂木同様、読者の心もかなり煽られつつ、次巻へー。2017/08/23
ニゴディー
7
引き続きページ数に対してサラッと読める。 内容も悪くはないとは思うんだけど、引き込まれて手が止まらないという感じにはならない。 ストーリーがなかなか進んでる感じがしない。 全体的に受け身な印象が強いせいかなと思ってる。 主人公は作中で色々と動いてはいるんだけど、なんか激しい流れのなかで浮かんでるだけって印象になってしまう。 いよいよ最終巻。 下巻へ進みます。 2025/04/03
ぼうさん
3
徐々に明らかになっていく謎に一気読みしてしまった。個人的には玲奈の方が好みだな。2016/08/17
あすなろ
3
上・中・下と3巻の中巻であり、普通なら中弛みが出ることがあるが、ほとんどそれはなく、頁を捲る。登場人物が全て魅力的で大人で格好いい。いよいよ香港にも飛んで、最終巻へ。2014/01/13
yasu7777
2
★★★☆☆ 渋谷2971-3042021/07/27