角川スニーカー文庫<br> 機動戦士ガンダムAGE 〈2〉

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角川スニーカー文庫
機動戦士ガンダムAGE 〈2〉

  • 著者名:矢立肇/富野由悠季
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • KADOKAWA(2012/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041001806
  • NDC分類:913.6

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内容説明

ザラム対エウバの衝突を目の当たりにしたフリットは、人が繰り返す報復の連鎖とそれぞれの正義について思い悩む。そこに再び現れるUE(アンノウン・エネミー)。戦いの中でAGEシステムは〈タイタス〉〈スパロー〉という新たな進化の形をガンダムに示すのだった。そしてディーヴァ艦隊は中立コロニー・ミンスリーへ。意外な人物と再会したフリットは束の間の平穏を得るが、UEとの決戦の時は刻々と近づいていた……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maito/まいと

7
前巻に引き続き、アニメ以上のすばらしい出来映え。特にディケとエミリーの切なくも力強い描写が非常にいい味を出していて、それが終盤のフリットが二人に思いを預けるシーンにつながり、思わずウルッとくる展開へ・・・エミリーがフリットに告白したり、ユリンがなぜデシルに付いていったかを理由づけたり、そしてアニメでは単なる異能力扱いのXラウンダーが、人と人とが感じあえる可能性を持っていることを見せてくれたり、ラストバトルがめちゃくちゃ燃える展開だったり、と。。。アニメの展開じゃ納得できない全ての方に読んでもらいたい一冊。2012/04/05

Kaitetsu

5
ああ、これだと実感することしきり。子供らしからぬ天才フリットを年相応に戻してしまう少女ユリンの穏やかな好意、それを見ても矜恃を失わないエミリーの健気さ。その他諸々の積み重なりがあるからこそ後半の喪失と決意が重くなる――ともかく「永遠に消えない共振」のくだりで目頭が熱くなりました。同時に、後の主人公の異様な憎悪の根っこが垣間見え複雑な気持ちにも。登場人物に感情移入させて読ませてくれる、気持ちのいいノベライズでした。2012/06/18

薄荷飴

4
ユリンとのくだりはとてもよかったです。1stの真似かとも思いましたが、悲恋の意味合いが強調されるだけでなく、ヒロインの魅力が押し出されている分うまくもじってあると思います。フリットの今後の人生さえ左右する別れだけに印象に残りました。デシル戦も迫力満点で、他のガンダム作品と比べても恥ずかしくないほどの名シーンが展開されています。アニメの作画もこの挿絵みたいだったらと思わずにはいられません。2013/03/24

高等遊民

4
第一世代フリット編完結。天才天才と描かれているけれど次のアセムはそうではないのでどういう見せ方になるのか期待したいところ。ストーリーの本幹はアニメ版と変わりないけれど、所々修正されていて破綻箇所は気にならなくなって読める。終盤の盛り上がり、アンバット攻略戦は想像以上に面白かった。フリットが如何にしてヴェイガン殲滅志向に至った過程がわかりやすい。彼は天才だった。だがそれ以前に少年であった。少年が苦悩しながら戦うのがガンダムだ。一つの例として偏った思想に傾いていく主人公像も面白い。2012/07/30

馬場貴生

4
ガンダムAGE、フリット編後編。アニメよりも人物描写に重点が置かれていて、主人公フリットの心情がよくわかる。天才ゆえの孤独から、ユリンとの出会いを経て、普通の少年の感情を手に入れるものの、戦いの中で絶望的な悲しみを味わう。そして、メインヒロインのここぞと言う活躍。少年と少女。少年と戦争。ガンダムと言うジャンルの抱える、矛盾を抱えた現実の中で生きる、少年。この作品ではフリットは、特に異端として扱われる。これで、次世代へのバトンタッチはなされた。しかし、フリットはこれでますます不幸になったと思う。2012/06/28

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