内容説明
ヴェイガンによるノートラム侵攻を阻止した地球連邦。だがその後、連邦政府の腐敗を糾弾するフリットによっって、その体質は大きく変わっていった……。そして時は流れてA.G.164年。アセム・アスノとロマリーの息子キオは素直で優しい少年に成長し、地球で平和に暮らしていた。だが彼の住む街をヴェイガンが襲う。混乱の中、キオは祖父フリットと共に新たなるガンダムを起動する! 刊行当時、ファンの間で大反響を巻き起こした「ガンダムAGE」ノベライズ、三代目キオ編登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maito/まいと
13
ラーガン、エルファメルらフリット編の懐かしメンバー登場、フリットの内面描写の追加、ウェンディのヒロイン化、伏兵ユノアの架け橋役、そしてゼハード描写深化などなど、今回もかなり追加設定加わってます。各キャラクターが切なくもがく様が、その時代に生きていることを感じさせてくれる1冊。アニメのようにみんな踏み込んで感情移入できない状態からは脱することができそう(笑)みんな後には引けない状況になってるけど、どう幕引きするのだろう?アセムがユリンのことを知ることが、最終章の伏線かな?2012/09/02
一会
7
キオのゲーマー設定を「現実を知らない」と否定するので無くて「ゲームを通じて架空の現実を楽しみ、現実に立ち向かう力を得る」といった具合にほとんど全肯定しているのが興味深かった。個人的に描写が不足しているのが不満だったキオに対するぜハートの感情が描かれたのも良かった。フリットの老いやゼハートのジェネレーションギャップ、ある意味諸悪の根源のアセムの海賊化w、などもつっこんだ書き方をしていて面白い2012/09/04
U−Key@再起動中
6
Gガン・00・デス種・08か…わかりやすいのはこの辺、たぶん他の作品を連想させる物も混ざってるんだろうな、光の翼はVだし∀だ。オマージュなのかリスペクトなのか、単なる趣味やお遊びかも知れない。ただ一つわかるのは、先に上げた4作の共通点。ガンダム作品史に置いて異例な事態が起きており、評価が別れつつも根強い知名度を誇っている作品。AGEがその地位を目指すという意思表示なのかな?2012/09/06
俺俺屍屍
5
この巻あたりから、ややTV版との乖離が目立つようになってきたけれど、こちらのほうがよほどすっきりする。 ゲームプレイヤーであるところのキオを非常に重点的に書いているが、その無邪気さゆえのパイロットとしての強さはとても納得感がある。描写もやや現代的なところに偏りを感じつつ的確で肯定的なところに好感が持てた。 なんにせよ、火星兄妹の話には涙したし、TVではゴミのような扱いのオービタルのかっこよさにしびれ、キオの不殺の決意に未来を感じさせてくれたすばらしい巻だった。2012/10/15
森矢司
5
ついに小説版も三世代目へ。キオがゲーム少年であり、TRPGに長けた著者の手腕が光る巻でした。追加シーンによってアニメでは少しだけの出番しかなかった数々のキャラクターが魅力的に描かれています。ようやくウェンディがヒロインらしい活躍も! これまで添えられる枝は多かったものの根幹は変わらない展開でしたがラストのキオのイゼルカントへの決別の言葉は作品そのものへの決別とも感じられ、最終巻でいかにして決着をつけるのか楽しみです。2012/10/25
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