ハーレクイン<br> 氷のシークと情熱の花嫁 ゾハイドの宝石 III

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ハーレクイン
氷のシークと情熱の花嫁 ゾハイドの宝石 III

  • ISBN:9784596515032

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内容説明

ゾハイド王国の王位継承者アムハドは父王が選んだ花嫁を慈しみ、愛そうと日々心を砕いていた。ところが肉体が日を追うごとにむしばまれ、弱っていく。あろうことか新妻は愛人と共謀し、アムハドの毒殺を企てていたのだ!彼は妻とその愛人を刑に処し、以来、固く心を閉ざした……。8年後、アムハドの前に輝くばかりの美女が現れた。アメリカ人を母にもつゾハイドの富裕な部族長ユースフの娘、マラムだ。国宝の窃盗と偽造事件の黒幕がユースフだと知ったアムハドは彼を呼び出して監禁し、国宝を取り戻すつもりだった。だが、娘をよこすとは裏をかかれたらしい。計画は急遽変更だ。砂嵐にまぎれてマラムを拉致し、人質にしてしまおう。■人気絶頂オリヴィア・ゲイツの愛と陰謀の3部作〈ゾハイドの宝石〉最終話をお贈りします。残虐非道と悪名高きゾハイド王国の王位継承者アムハド。砂漠の王国に囚われた心熱き乙女は、はたして氷の王子の心を溶かすことができるのでしょうか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糸車

24
政略結婚相手に対して精一杯寛容な態度をとっていたのに毒殺されそうになったヒーロー(!)。そりゃ許せないわ。お話の大半がヒロインと二人きりなのでそれぞれの思いが伝わってきて面白かった。人を信じられなくなったヒーローが四年も前から惹かれていたヒロインに自制心をガンガン揺さぶられていく様がナイス。シークのお家騒動が軸だけど、「顔も見たくないと言われた」「うわあ、愛されてるなあ」とお堅いヒーローが弟たちにからかわれるほど恋にメロメロになる場面に顔が緩む。2019/04/24

かもめ

9
面白かった〜。過去の妻に毒殺されかけ人を一切信じられなくなってしまったヒーローアムハドさんと、イケイケセクシー姉さんのヒロイン。ヒロインが強気でガンガン言い返すのと、そんなヒロインにメロメロなヒーローがなんとも現代的。そして読んでいて思ったのだが、この作家さん、シークものジャンルの現代化に取り組んでらっしゃる模様。文字通りのベタな誘拐の代わりにヒロインが自らの意思でヒーローについて行ったり、ヒーローが乱暴に奪うのではなくヒロイン側からもバチバチ挑発したりと、古臭さの払拭につながっている。2018/04/09

akiyuki_1717

5
途中まではすごく良かったのに、終盤ヒロインが、ヒーローに騙されたと騒ぎ立てたところで、急降下しました。確かに砂嵐の中隔離したのはウソだったけど、ヒーローは四年間ヒロインを避けてきたのに、このチャンスを逃すまいとヒーローの胸に飛び込んだのはヒロインだし、勝手にヒーローの人間性を思い描いておいて、理由があってウソをつかざる負えなかったと理解して尚、ヒーローに言い訳もさせずに別れるって、自分勝手だ。1度目の結婚もヒロインの思い込みで夫選びを間違ったんだから、学習してないよね…ヒーローは終始出来た人でした。2015/05/06

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