ランチキ 8

著者名：奥嶋ひろまさ

秋田書店（2013/09発売）

• ISBN：9784253216074

内容説明

キムと五島のタイマンを知らされていなかった鹿野の憤怒はあろうことか手呂へ向かい始めて…!?　心の拠り所をついに失った鹿野の彷徨に行き着く先はあるのか!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[マルカーノ]

何故かどこの書店にも置いてないランチキ。今回4店舗目でやっと見つけました。小物臭さがより一層ただよった巻でした。不良漫画では珍しい視点なので次の巻も楽しみです。

2012/02/16

[笠]

4 手呂のような生育環境の悪さも持たず、ごく普通の家庭に育ったファッションヤンキーの鹿野は、手呂とつるんでみてもアウトローにもなりきれない。椿屋のラストダンスの相手に選ばれると勘違いしたランチキは、ようやく肥大した自意識と承認欲求の塊のような自分を認められるのだが、それもすべて空回りと知ってまたしても打ち砕かれる。うーん、痛々しい…兄弟同然の相棒であるキムが周囲に認められれば認められるほど、自分の存在がオマケのように感じられる。コンビの「じゃないほう芸人」ってこんな気持ちなのだろうか。

2022/04/15