ランチキ ６

著者名：奥嶋ひろまさ

秋田書店（2013/09発売）

• ISBN：9784253216050

内容説明

不良としての自分の存在意義を見出せない鹿野は、その鬱憤を美嚢高校相手に爆発させる。さらに手呂が加わり、事態は悪化!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[池野恋太郎]

ごちゃごちゃしてるのにシンプルに消化してるので読みやすい。奥嶋さんの漫画は初期設定だけで内容はベタだけど、構成はわりと上手い。絵も見やすく自分の絵柄を確立してるし、中身の継続した発想力さえあれば物凄い漫画家になれる片鱗あるのにと思う。

2019/06/13

[笠]

4 ランチキがどんどん闇落ちしていって、結局、手呂と同じように徹底的に痛めつける喧嘩を自分のスタイルとして位置づけようとする。しかし、その結果他の生徒にも火の粉がかかり、ランチキは孤独への道を歩み始めていく。うーん、喧嘩という暴力における「やりすぎ」問題は本当に難しい。武器を使うのはアウトとか、戦意をなくした相手を痛めつけるのはアウトとか色々と基準はあるけど、本来的にいえばそもそも暴力自体がアウトなわけで、エスカレートして行き着くところはそれこそ『OUT』のような凄惨な結果だと思うんだよな。

2022/04/13