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内容説明
人は死に臨んで、多くはおのれの「事業」を一片でもあとに残そうとあがく。それがあとに残る保証はまったくないのに。――これを業という。偉人であろうが、名もなき市井の人であろうが、誰も避けることができ事……それが死。巨匠が切り取った、様々な死のかたちに、あなたは何を思うか? 不朽の名作、第2巻では50歳から64歳で死んだ人々を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベイス
95
50歳から64歳。よく「死ぬときに笑って死ぬために後悔なきように生きたい」と言うが、それを実践できている人のいかに少ないことか!少しずつ「平均寿命」に近づいているはずだが、たいていは「業」を抱えたまま、死の間際までのたうち回っている。その様はまことに壮観というほかない。所々差し挟まる鋭い人物評がますます冴えてきた。「え、この方はこんなキャラだったの?」というプチ発見の連続、しかも決して「木を見て森を見ず」な印象を与えないのはなぜなのか?ただしドストエフスキーは『カラマーゾフの兄弟』を完成させてはいないが。2023/08/03
鱒子
79
有名人を亡くなった年齢の若い順に並べた本。ただそれだけなんですよ。でも山田風太郎氏が書くとなんて面白いんだろう。1&2巻を併読しながら2巻を先に読み終わってしまいました。軍人と文人が多いなぁと思っていたら、そこは著者の趣味なんですね。本書は50才から64才まで収録。2021/06/15
gonta19
49
2012/9/29 Amazonより届く。 2013/8/28〜9/6 山田風太郎氏の臨終図鑑の第2巻。50才〜64才で亡くなった人がまとめられている。最初は人の死にゆく様を読んで面白いか?と思っていたが,実に興味深いものである。あと2巻あるが継続して読んでみよう。 しかし,足利義満や松尾芭蕉が50才で亡くなっていたとは...案外若くして亡くなっていたんだ。2013/09/06
Sam
48
2巻は50才から64才が対象。ちょっとした合間に読み継いで、気がつけば読み終わっていた。本書の読者はいまの自分の年齢で死んだのが誰なのか気になると思うが、自分の場合はダンテから始まりヒトラーや双葉山などを連ねて越路吹雪まで16人が描かれていた(だからなにってわけでもないのだが)。それにしても病苦の果ての死もあれば非業の死、己の信念に殉じた死もあり、人はいろいろな死に方をするものだ。一方で、功成し遂げた人たちであるがゆえか、安らかな死に方をする人はあまり多くない。残り2冊。2021/08/08
kinupon
44
死は誰にでも平等にやってきますが、死に方は人それぞれですね。やはり、安らかに死にたいです。2021/03/17
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