つらつらわらじ(3)

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つらつらわらじ(3)

  • 著者名:オノ・ナツメ【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 講談社(2011/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063870534

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内容説明

岡山藩熊田(くまだ)家藩主・治隆(はるたか)率いる行列の本隊と、明朝までに合流することを命じられた新米家老の和泉(いずみ)。深夜の峠越え、思わぬ人物との出会い――そんな一夜の経験は、本人の気づかぬうちに、和泉を成長させていた。一方、幕府の密命により治隆の身辺を探る九作(きゅうさく)は、思わぬことをきっかけに、身元を怪しまれることになり!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぺぱごじら

27
緩めなされと説かれても、すぐには緩まぬ両手の拳、足掻いた末の『瀬田の長橋』、急がば回れと湖も説く。問わず語りの『好き・嫌い』、口取り呼び出し菓子談義。己が器で量るべからず。逃げも隠れもせぬ主、直に話せばよいだけのこと、問えば答える口もある。仕える家臣の為すべき事は、為せることなら全て為し、成すべきように事を成すべし。凛と伸ばした背中の紋は、黒の衣にあしらった、少将熊田の備前蜂。うん、殿様カッコイイぞ。2011/10/24

M2

23
熊田の殿様ほんとうに格好いいですね。惚れ惚れ。奥方と側室もいい感じ。和泉と九作が少しずつ成長していく姿は応援したくなりました。2011/10/31

ぐうぐう

20
江戸時代を舞台としているゆえ、登場人物は皆、髷を結っている。しかも、そのほとんどの顔の輪郭は四角い。さらに、オノ・ナツメのシンプルなタッチが、登場人物の外見を同一化させている。では、どこでその違いを見分けるか。それは、目である。『つらつらわらじ』には、同じ目をしたキャラクターは、誰一人とていない。目が個性を物語っている。結果、それぞれのそのまなこが見つめる先を、読者も見つめることとなる。2014/03/02

華里

17
殿の懐のでかさに本気で惚れるかと…!!! こういう人が上司であってほしいわぁ。2011/11/03

ムック

16
治隆が相変わらず何を考えているかわからずドキドキ…でも豪気さはさすがだな。和泉は少しずつ肩の力が抜けてきていい感じ、そして九作はこれからどうなるんだろう。参勤交代の道中差し合いがあんなに大変だとは全く知らなかった、勉強になります。2011/12/20

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